専門用語解説
加入者資格喪失届
加入者資格喪失届とは、確定拠出年金(DC)や企業年金、公務員共済などの年金制度に加入していた人が、その制度の加入条件を満たさなくなった場合に提出する届出書類です。
たとえば、退職、転職、死亡、あるいは制度自体からの脱退などがあったときに、この届出を通じて運営機関に「もうこの人は加入資格がない」ということを正式に報告します。適切に届出が行われることで、拠出の停止、年金記録の整理、資産の移管(ポータビリティ)などの手続きが円滑に進み、後の年金受給や資産管理に支障が出ることを防ぎます。多くの場合、企業の人事・労務担当者が提出を行うことになりますが、自営業や個人型確定拠出年金(iDeCo)の場合は本人が行うこともあります。