専門用語解説
始値
始値とは、株式市場がその日の取引を開始したときに最初に成立した価格のことを指します。つまり、その日の最初の売買が決まったときの株価が「始値」となります。投資家にとっては、前日の終値(その日最後に成立した価格)と比べて、どのような価格でその日がスタートしたのかを知ることができる重要な情報です。
たとえば、始値が前日より高ければ「買い」の勢いが強く、低ければ「売り」が優勢といった市場のムードを読み取るヒントになります。また、始値を基準にその後の価格変動を追うことで、その日の値動きの流れを把握しやすくなります。株価の動きを分析するうえで基本中の基本となる指標のひとつです。