専門用語解説
プラスサム
プラスサムとは、経済活動や取引において、関係者全員が利益を得ることができる状態を指す言葉です。たとえば、ある投資によって企業が成長し、投資家はリターンを得て、従業員の雇用や報酬も増えるといったように、参加者が全員「得をする」状況がプラスサムです。これは、誰かの得が誰かの損につながる「ゼロサム」とは対照的な考え方です。
資産運用の世界では、長期的な経済成長や技術革新、人口増加などを背景に、市場全体の価値が高まることで、投資家全体が利益を享受できるという意味で、プラスサム的な側面があるとされます。特に、分散投資やインデックス投資などは、こうした全体の成長を取り込むことを目指す投資手法です。