専門用語解説
公募型ラップ
公募型ラップとは、証券会社などの金融機関が多数の投資家に対して提供する、あらかじめ設定された運用方針に基づいて資産を一括管理・運用する仕組みのことです。通常のラップ口座(個別契約型)とは異なり、公募型ラップは複数の投資家が同じ運用プランに参加する形で、運用が標準化されているのが特徴です。
そのため、最低投資額が比較的低く、資産運用の初心者でも始めやすいサービスとして広がっています。投資対象は主に投資信託で構成されており、ポートフォリオの見直しや分散投資も自動的に行われるため、手間をかけずに長期の資産形成をしたい人に向いています。なお、運用管理費用(信託報酬など)がかかる点や、元本保証がないことには注意が必要です。