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高年齢再就職給付金
読み:こうねんれいさいしゅうしょくきゅうふきん
高年齢再就職給付金とは、60歳以上65歳未満の人が失業後に再就職し、かつ再就職先での賃金が離職前より大きく下がった場合に、雇用保険からその差額の一部を補うために支給される給付金です。
これは、再就職のハードルが高くなりやすい高年齢者の就業を後押しすることを目的とした制度です。給付を受けるには、雇用保険の基本手当の受給資格を持っていて、基本手当の支給残日数が一定以上ある段階で再就職し、賃金が75%未満に低下しているなどの条件を満たす必要があります。
給付は原則として最長2年間支給され、賃金が一定水準以上に回復すると打ち切られる仕組みです。なお、2025年度末(令和6年度末)をもってこの制度は廃止される予定であり、現在は新規の支給対象者が限られています。
関連する専門用語
基本手当
基本手当とは、雇用保険の制度において、失業中の生活を支えるために支給されるお金のことです。働く意思と能力がありながらも仕事に就けない「失業状態」にある人が、一定の条件を満たすことで受け取ることができます。 支給額は、退職前の賃金や年齢、被保険者としての加入期間などをもとに計算されます。給付は通常、4週間ごとの「失業認定日」にハローワークで認定を受けることで進められます。なお、自己都合退職か会社都合退職かによって、支給が始まるまでの期間や支給日数が変わる点も特徴です。基本手当は生活費の一部として活用されるほか、再就職までの経済的な安心材料ともなります。
再就職手当
再就職手当とは、雇用保険の基本手当を受けている人が、所定の条件を満たして早期に再就職した場合に支給されるお金のことです。これは、失業給付の残りを一部前倒しで支給する仕組みで、早く就職を決めた人へのインセンティブとなっています。 支給されるためには、ハローワークでの職業相談を経て求職活動を行っていたこと、失業認定を受けていたこと、そして一定期間以上継続して働く見込みがあることなどが必要です。また、再就職先が元の勤務先や関連会社でないことなど、いくつかの条件を満たす必要があります。再就職手当を受けることで、経済的にゆとりを持って新しい仕事に取り組むことが可能になります。
高年齢雇用継続給付
高年齢雇用継続給付とは、60歳以降も働き続ける人が、60歳以降に賃金が下がった場合に、その減少分の一部を補うために支給される給付金です。これは雇用保険の制度のひとつで、60歳から65歳までの間に、現役時代よりも賃金が大幅に減少した場合に、一定の条件を満たすと、国から「賃金の補填」として毎月支給されます。 給付の対象となるには、雇用保険に継続して加入していることや、支給対象月に一定の勤務実績があることなどが必要です。年金とは別の制度ですが、老齢厚生年金との関係も深く、受給状況によっては調整が入る場合もあります。高年齢者の就業を支援することで、安心して長く働ける環境をつくるための重要な制度です。
雇用保険
雇用保険とは、労働者が失業した際に一定期間、給付金を受け取ることができる公的保険制度です。日本では、労働者と事業主がそれぞれ保険料を負担しており、失業給付だけでなく、教育訓練給付や育児休業給付なども提供されます。 この制度は、収入が途絶えた際の生活資金を一定期間補う役割を果たし、資産の取り崩しを抑えるという意味でも、資産運用と補完的な関係にあります。雇用の安定を図るとともに、労働市場のセーフティネットとして重要な位置を占めています。