専門用語解説
リカバリー率
リカバリー率とは、債務不履行が起きたときに、投資家が元本のうちどれくらいを回収できるかを示す割合のことです。たとえば、企業が破綻して社債が返済されなくなった場合でも、会社の資産の一部が売却されて、そのお金で一部が返済されることがあります。
このときに、投資家が最終的に取り戻せた金額の割合がリカバリー率です。たとえば、100万円を投資していて30万円が返ってきた場合、そのリカバリー率は30%になります。リカバリー率は、債券投資における損失の大きさを見積もる際に使われる大切な指標であり、信用リスクの分析や投資判断にも活用されます。また、国や企業の財務状況や担保の有無などによって、この率は大きく変わります。