専門用語解説
リパッケージ債
リパッケージ債とは、複数の債券などの金融商品をまとめて、ひとつの新しい債券として再構成(リパッケージ)した商品です。投資家にとっては、単独の債券では得られないような利回りや通貨の組み合わせ、償還条件などを持つ“カスタマイズされた債券”として提供されることが多く、自分の投資ニーズに合った設計が可能になる商品でもあります。
一見すると普通の債券のように見えますが、実際にはその中身は複数の資産やデリバティブで構成されているため、仕組みが複雑になりやすく、リスクも見えにくいという特徴があります。初心者の方にとっては、「いろんな債券や金融商品の詰め合わせセットのようなもの」とイメージすると理解しやすいでしょう。利回りが高く魅力的に見えることもありますが、仕組みやリスクを十分に理解したうえで判断することが大切です。