専門用語解説
リスク遮断
リスク遮断とは、資産運用や証券化の仕組みにおいて、特定の資産やプロジェクトに関わるリスクが、元の企業や投資家全体に波及しないように切り離す仕組みのことを指します。たとえば、企業が保有する資産を特定目的会社(TMK)や特別目的会社(SPC)に移すことで、万が一その資産の運用がうまくいかなくても、企業本体の財務に影響が及ばないようにします。
これにより、投資家にとっては透明性が高まり、企業にとっては資産の流動化やリスク管理の面で大きなメリットがあります。リスク遮断は、証券化スキームやファンド設計の中で基本的かつ重要な考え方であり、安全性と信頼性を確保するための土台となります。