専門用語解説
T+2(ティープラスツー)
T+2(ティープラスツー)とは、証券取引において「取引が成立した日(約定日)の2営業日後に決済が行われる」というルールを意味します。ここでの「T」はトレード(取引)を表し、「+2」はその2営業日後という意味です。たとえば、月曜日に株式を売買した場合、水曜日が受渡日になります。この制度は、株式や投資信託などの売買において、資金や株式が実際にやり取りされるタイミングを標準化することで、金融市場の安定性や効率性を高めることを目的としています。日本を含む多くの主要市場でこのT+2が採用されており、投資家にとっては資金管理や取引のスケジュールを立てるうえで基本となる考え方です。