専門用語解説
税制改正大綱
税制改正大綱とは、翌年度以降に適用される税制の見直し内容をまとめた基本方針のことです。毎年12月ごろに政府・与党(主に自民党と公明党)から発表され、所得税・法人税・相続税・金融課税など、あらゆる分野の税制度の方向性が示されます。
これは最終的な法律ではありませんが、税制の変更に向けた「設計図」としての役割を持ち、実際の改正法案はこの大綱をもとに国会で審議されて成立します。資産運用に関心がある人にとっては、NISAやiDeCo、金融所得課税などのルール変更が含まれていることが多いため、毎年内容を確認することが重要です。税制改正大綱は、将来の税負担や運用戦略に影響を与えるため、早めの情報収集が資産形成の助けになります。