専門用語解説
トラッキングディファレンス
トラッキングディファレンスは、インデックスファンドやETFが追随するベンチマーク指数と比べて、一定期間(多くは1年)の実際の騰落率にどれだけ差が生じたかを示す値です。たとえば指数が+10%のときファンドが+9.5%であればディファレンスは−0.5%となり、この差には信託報酬などのコスト、配当再投資のタイミング、売買時の価格ずれ、現金保有比率の違いなどが影響します。数値が小さいほど指数を忠実に再現できていることを意味し、長期運用ではこのわずかな差が複利的に効いてくるため、インデックス投資家にとって重要な比較指標となります。