専門用語解説
60歳到達時賃金
60歳到達時賃金とは、高年齢雇用継続給付の支給対象となるかどうかを判断するための基準となる、60歳に到達した時点での月給のことです。この賃金は、60歳以降に働き続ける場合、その後の賃金と比較して減少しているかどうかを見るために使われます。
具体的には、60歳時点の賃金と比較して、賃金が75%未満に減少していれば、減少分の一部が高年齢雇用継続給付として支給される可能性があります。この制度は、高年齢者が賃金が下がっても働き続けられるように支援するものですが、その際の「スタート地点」となるのが、この60歳到達時賃金です。
そのため、この金額の算定方法や確認資料は非常に重要であり、企業によっては賃金改定や再雇用契約の際に慎重に取り扱われます。