専門用語解説
卸売物価指数(WPI)
卸売物価指数とは、企業同士が商品を売買するときの価格、つまり「卸売価格」の変動を示す指標のことです。
この指数は、工場やメーカーが商品を出荷する段階の価格をもとにしていて、物の値段が全体的に上がっているのか下がっているのかを把握するために使われます。
私たち消費者が目にする「小売価格」より一段階前の段階の価格変動を見ることで、将来の物価の動きやインフレの兆しを早めに察知する手がかりになります。投資の世界では、経済全体の動きを予測する材料のひとつとして重要視されています。
なお、WPIは「Wholesale Price Index(ホールセール・プライス・インデックス)」の略で、日本語に訳すと卸売物価指数という意味になります。