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ショーグン債とユーロ債・グローバル債ってどう違うの?

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2025/04/09 10:11

債券投資
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男性

60代

question

ショーグン債以外にもユーロ債やグローバル債といった外債があると聞きましたが、それぞれどう違うのか分かりません。初心者が選ぶ際のポイントや、それぞれの特徴を教えてください。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

ショーグン債、ユーロ債、グローバル債はいずれも外国で発行される「外債」ですが、発行市場や通貨、管理のしやすさに違いがあります。投資初心者にとっては、手続きや税務のわかりやすさが重要なポイントです。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ショーグン債

外国の発行体が、日本国内で外貨建てにより発行する債券です。日本の法制度に基づいて発行され、国内の証券会社で購入・管理が可能なため、税務処理や取引手続きも比較的シンプルです。外貨建てで為替リスクはあるものの、「国内で扱える外債」として初心者にも取り組みやすい点が魅力です。

ユーロ債

発行体の本拠国以外の市場で、国際通貨(例:米ドルやユーロなど)建てで発行される債券です。特定の国に依存せず、幅広い国の投資家向けに流通するため、流動性が高く、金利水準も比較的有利な傾向があります。ただし、取引や税務の取り扱いが国境をまたぐため、管理面では一定の知識が必要です。

グローバル債

複数の国や地域で同時に発行・販売される国際債券で、発行規模が大きく、世界的に流通量が多いのが特徴です。ユーロ債と同様、取引の自由度や流動性が高い一方、管理・税務処理には専門的な対応が求められる場合があります。

時間や手間をかけずに始めたい方には、日本国内で取引・管理できるショーグン債が最も適しています。

一方、より多様な発行体や流通性を重視する中上級者には、ユーロ債やグローバル債が選択肢になります。いずれを選ぶにしても、ご自身の投資目的や管理体制に合った商品を、専門家と相談しながら検討することが大切です。

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ショーグン債

ショーグン債とは、日本の国内市場で発行される外国の企業や政府などによる外貨建ての債券のことです。日本円ではなく、ドルやユーロなどの外国通貨で発行されますが、日本の投資家が購入できるように日本の規制や取引所のルールに沿って発行されます。 発行体が外国であるため、信用力や通貨リスクを考慮する必要がありますが、日本国内で手に入るため、海外に直接投資するよりも手軽に国際分散投資を行う手段として利用されます。「ショーグン債」という名前は、海外の発行体が日本市場に「攻め入る」イメージから名づけられたユニークな呼び名です。

ユーロ債

ユーロ債とは、発行体の本国とは異なる国の通貨で発行される国際的な債券のことです。たとえば、日本の企業がアメリカ以外の国で米ドル建ての債券を発行する場合、それはユーロ債と呼ばれます。 「ユーロ」という名前がついていますが、ユーロ通貨とは関係なく、「自国以外の市場で発行される外貨建て債券」という意味です。国際的な資金調達手段として使われることが多く、発行通貨の種類や発行市場に応じて「ユーロドル債」や「ユーロ円債」といった名称が使われることもあります。投資家にとっては、国際分散投資の一環として利回りや通貨の選択肢を広げられる魅力があります。

グローバル債

グローバル債とは、複数の国や地域の投資家を対象に同時に発行される債券のことです。ひとつの債券を通じて、アメリカやヨーロッパ、日本などの異なる市場で一斉に販売されるため、広い範囲で資金を集めることができます。 発行体は主に各国の政府や大手企業で、通貨は米ドルやユーロ、日本円などで発行されます。グローバル債は、国際的に取引されるため流動性が高く、売買しやすいという特徴があります。投資家にとっては、世界中の市場で通用する債券に投資できる点が魅力であり、国際分散投資の手段として活用されています。

外債(外国債券)

外債とは、日本の投資家から見て、外国の政府や企業などが発行する債券のことを指します。発行される場所や通貨はさまざまで、たとえばアメリカの企業が米ドルで発行する債券や、ヨーロッパの政府がユーロで発行する債券などが含まれます。 外債は、国内の債券よりも高い利回りが期待できる場合がありますが、為替リスクや信用リスク、政治・経済の変動など、海外特有のリスクも伴います。投資する際には、その国や発行体の信用力、為替相場の動向をよく確認することが大切です。うまく活用すれば、資産運用の幅を広げ、通貨や地域の分散を図る手段として有効です。

流動性

流動性とは、資産を「現金に変えやすいかどうか」を表す指標です。流動性が高い資産は、短時間で簡単に売買でき、現金化しやすいという特徴があります。例えば、上場株式や国債は市場で取引量が多く、いつでも売買できるため、流動性が高い資産とされています。 一方、不動産や未上場株式のように、売買相手を見つけるのが難しかったり、取引に時間がかかったりする資産は、流動性が低いといえます。 投資をする際には、自分が必要なときに資金を取り出せるかを考えることが重要です。特に初心者は、流動性が高い資産を選ぶことで、急な資金需要にも対応しやすく、リスクを抑えることができます。

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