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MOVE指数が個別株のパフォーマンスに与える影響を教えてください

MOVE指数が個別株のパフォーマンスに与える影響を教えてください

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2025/03/21 18:24


男性

40代

question

MOVE指数が急に変動すると、どの業種が特に影響を受けやすいのでしょうか?金融関連の銘柄が動きやすいと聞きますが、それ以外にもリスクが高まる業種はあるのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

MOVE指数が急上昇して金利ボラティリティが高まる局面では、次のような業種が特に株価変動の影響を受けやすくなります。

① 金融(銀行・保険・証券)

保有債券の時価やデュレーション調整コストが揺れ動くうえ、将来の利ざや見通しが読みづらくなるため、最も敏感に反応します。保険会社は運用資産の評価損益が、銀行は長短スプレッドの不安定化が直撃材料です。

② 債券の“代替”と見なされる高配当・公益株(電力・ガス・通信)

投資家は「配当利回り vs 国債利回り」で相対評価するため、金利の変動幅が拡大すると資金フローが流出入しやすく、株価の上下が大きくなります。

③ レバレッジ依存度が高い業種(不動産、資本財、インフラ関連など)

借入コストの予見性が低下し、リファイナンス条件が悪化するリスクが意識されやすい分、バリュエーション圧縮が進みやすくなります。

④ 長期成長期待で評価されるハイテク・ヘルスケア新興株

将来キャッシュフローを割り引く際の割引率が跳ね上がるため、DCF(割引キャッシュフロー)価値が大きく調整される点に注意が必要です。

したがって、MOVE指数が急変した際には「金利感応度(資産・負債のデュレーション)」と「借入依存度」の高低を軸に、ポートフォリオのエクスポージャーを確認し、必要に応じてヘッジやセクター比率の見直しを行うことがリスク管理の鍵となります。

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MOVE指数(move index)

MOVE指数(ICE BofAML U.S. Bond Market Option Volatility Estimate Index)は、ICEが算出・公表する米国債市場のボラティリティを示す指標であり、「債券市場のVIX指数」とも呼ばれる。米国債の先行き変動リスク(予想変動率)を測定し、特に米国債先物の1カ月物オプションのノーマライズド・インプライド・ボラティリティを基に算出される。イールドカーブ上の2年、5年、10年、30年物の国債を加重平均して構成されており、金利変動リスクを示す代表的な指標とされる。指数が上昇すると、債券市場の不確実性が高まっていることを意味し、金融政策の変更や市場の混乱時に特に注目される。

ボラティリティ

ボラティリティは、投資商品の価格変動の幅を示す重要な指標であり、投資におけるリスクの大きさを測る目安として使われています。一般的に、値動きが大きい商品ほどそのリスクも高くなります。 具体的には、ボラティリティが大きい商品は価格変動が激しく、逆にボラティリティが小さい商品は価格変動が穏やかであることを示します。現代ポートフォリオ理論などでは、このボラティリティを標準偏差という統計的手法で数値化し、それを商品のリスク度合いとして評価するのが一般的です。このため、投資判断においては、ボラティリティの大きい商品は高リスク、小さい商品は低リスクと判断されます。

デュレーション

デュレーションは、債券価格が金利変動にどれほど敏感かを示す指標で、同時に投資資金を回収するまでの平均期間を意味します。 一般に「Macaulay デュレーション」を年数で表し、金利変化率に対する価格変化率を示す「修正デュレーション」は Macaulay デュレーションを金利で割って算出します。 数値が大きいほど金利 1 %の変動による価格変動幅が大きく(例:修正デュレーション 5 年の債券は金利が 1 %上昇すると約 5 %値下がり)、金利リスクが高いと判断できます。一方で金利が低下すれば同じ倍率で価格は上昇します。デュレーションを把握しておくことで、ポートフォリオ全体の金利感応度を調整したり、将来のキャッシュフローと金利見通しに応じて保有債券の残存期間やクーポン構成を選択したりする判断材料になります。特に金利の変動が読みにくい局面や長期安定運用を重視する場面では、利回りだけでなくデュレーションを併せて確認することが重要です。

利鞘(りざや)

利鞘(りざや)とは、金融機関や投資家が「お金の貸し借り」や「資産の運用」によって得られる利益のうち、資金の調達コストと運用によって得られる収益との差額を指します。たとえば、銀行が1%の金利で預金を集め、その資金を3%の金利で企業に貸し出した場合、その差の2%が銀行にとっての利ざやになります。 この利ざやは、銀行や保険会社などの金融機関の基本的な収益源であり、金利の水準や市場環境によって大きく変動します。低金利の環境では、貸出金利と預金金利の差が縮まりやすく、利ざやが小さくなるため、金融機関の収益にとっては厳しい状況となります。 資産運用においても、債券の購入や貸付型投資などでは、得られる利回りと資金コストの差を意識することが重要であり、利ざやの感覚を持つことが収益性の判断材料となります。投資判断や金融商品の選定においても、利ざやを理解しておくことは大切です。

配当利回り

配当利回りは、株式を1株保有したときに1年間で受け取れる配当金が株価の何%に当たるかを示す指標です。計算式は「年間配当金÷株価×100」で、株価1,000円・配当40円なら4%になります。 指標には、実際に支払われた金額で計算する実績利回りと、会社予想やアナリスト予想を用いる予想利回りの2種類があります。株価が下がれば利回りは見かけ上上昇するため、高利回りが必ずしも割安や安全を意味するわけではありません。 安定配当の見極めには、配当性向が30~50%程度であること、フリーキャッシュフローに余裕があることが重要です。また、権利付き最終日の翌営業日には理論上配当金相当分だけ株価が下がる「配当落ち」が起こります。 日本株の配当は通常20.315%課税されますが、新NISA口座内で受け取る配当は非課税です。配当利回りは預金金利や債券利回りと比較でき、インカム収益を重視する長期投資家が銘柄や高配当ETFを選ぶ際の判断材料となります。

高配当株

高配当株とは、企業が株主に支払う配当金の利回りが相対的に高い株式のことを指します。一般的に、配当利回り(1株当たりの年間配当金 ÷ 株価)が高い銘柄が高配当株とされ、安定したキャッシュフローを求める投資家に人気があります。特に、金融、エネルギー、インフラ関連など、景気の影響を受けにくい業種に多い傾向があります。 高配当株への投資は、定期的なインカムゲイン(配当収入)を得ることができるため、長期投資や老後資産形成にも適しています。ただし、企業の業績悪化や減配リスク、株価下落の可能性にも注意が必要です。配当だけでなく、企業の財務健全性や成長性を考慮しながら投資判断を行うことが重要です。

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