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遺族年金が停止・打ち切りになる主なケースと再開方法はなんですか?

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2025/05/30 14:22


男性

60代

question

遺族年金は、受給者の収入が増えた場合や再婚した場合に支給が停止されることがあると聞きましたが、具体的にどのような状況で停止されるのかを詳しく知りたいです。また、停止後に再び受給できる可能性があるのか、あるとすればその条件や手続きはどのようになっているのかも教えてください。特に子どもがいる場合や再婚後に離婚・死別した場合など、ケース別に注意点があればあわせて知りたいです。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

遺族年金が停止・打ち切りとなる主因は法律で細かく定められています。まず、前年の総収入が850万円以上(所得655万5,000円超)になると翌年度から所得制限で支給が停止されますが、収入が基準内へ下がれば「遺族年金支給停止事由消滅届」と所得証明を提出することで再開できます。

次に、配偶者の再婚や受給者が直系でない親族へ養子縁組した場合は権利自体が消滅し、再開はできません。子・孫は18歳年度末(障害等級の場合20歳)に達すると遺族基礎年金と加算分の遺族厚生年金が終了します。受給者が死亡した場合や遺族厚生年金の障害者加算対象者が障害等級2級以上に該当しなくなった場合も停止に該当します。

停止と打ち切りの違いは再開可能性の有無です。所得超過や保険料未納など要件が回復し得る事由は停止扱いで、満たしても自動再開されないため年金事務所への届出が必須です。一方、婚姻など身分変動による打ち切りは復活できません。就労拡大や再婚を検討している場合は停止による家計影響を試算し、生命保険や預貯金で代替資金を確保しておくと安心です。

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遺族年金

遺族年金とは、家計の支え手である人が亡くなった際に、残された家族の生活を保障するために支給される年金のことです。公的年金制度の中に組み込まれており、国民年金から支給される「遺族基礎年金」と、厚生年金から支給される「遺族厚生年金」があります。対象となるのは、主に配偶者や子どもで、支給額や期間は家族構成や被保険者の加入状況などによって異なります。遺族年金は、残された家族が安定した生活を続けるための公的な支援制度として、生活設計においてとても重要な役割を果たします。

遺族基礎年金

遺族基礎年金とは、国民年金に加入していた人が亡くなったときに、その人に生計を維持されていた一定の家族(主に子どもがいる配偶者や子ども自身)に支給される年金です。これは公的年金制度のひとつで、生活保障を目的としており、主に子育て世帯を対象にしています。たとえば、夫が亡くなり、子どもを育てる妻がいる場合、その妻に遺族基礎年金が支給されます。受給の条件には、亡くなった人が保険料を一定期間納付していたことや、受け取る側に対象となる子どもがいることなどが含まれます。支給額は定額で、子どもの人数に応じた加算もあります。子どもが一定年齢に達すると支給は終了します。家計を支える人を失ったときに、遺族の生活を一定期間支援する大切な制度です。

遺族厚生年金

遺族厚生年金とは、厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に、その遺族に支給される公的年金のことです。対象となるのは、主に配偶者(特に一定年齢以上の妻)、子ども、父母、孫、祖父母などで、生計を同じくしていたことが条件とされます。 遺族基礎年金が子どもがいる世帯を中心に支給されるのに対し、遺族厚生年金は子どもがいなくても一定の条件を満たせば支給されるため、対象範囲がやや広いのが特徴です。支給額は、亡くなった人の厚生年金の納付記録や報酬額に基づいて計算されるため、個人差があります。また、遺族基礎年金と併用して受け取れる場合もあり、特に現役世代の死亡リスクに備える重要な保障制度のひとつとされています。家計の柱を失ったときに、遺族の生活を長期にわたって支える仕組みです。

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