専門用語解説
受益権
受益権とは、信託や投資信託などの仕組みにおいて、その運用から得られる利益を受け取る権利のことを指します。たとえば、投資信託にお金を出した人は「受益者」となり、その資産運用の成果として分配金や売却益を受け取ることができます。
この「利益を受け取る立場」にあることが、受益権を持っているという意味です。受益権は、所有している資産そのものではなく、その資産から生まれる経済的な利益に対する権利であり、株式のように売買することも可能な場合があります。
投資においては、資産の運用や管理を他者に任せつつ、自分はその成果だけを受け取るという形を取ることができるため、専門知識がなくても資産形成に参加できる手段のひとつとなります。特に投資信託や信託商品を利用する際には、受益権の仕組みを理解しておくことが大切です。