専門用語解説
譲渡益税還付金
譲渡益税還付金とは、株式や投資信託などの金融商品を売却した際に発生する「譲渡益(売却益)」に対して課される税金(譲渡益税)が、年内の損益通算や確定申告などの結果として、払いすぎた分について後から返金されるお金のことを指します。
たとえば、前半に株を売って利益が出て税金を源泉徴収されたものの、年の後半で別の株の売却によって損失が出た場合、その損失と利益を通算して納税額を見直すことで、税金の一部が「還付金」として戻ってくる仕組みです。これにより投資家は、実質的に損益のバランスに応じた公平な課税を受けることができます。
還付を受けるには、一般的に確定申告が必要です。資産運用においては、利益を得ることだけでなく、税金の仕組みを理解し、適切に手続きを行うことがトータルリターンを高めるうえで重要になります。