Loading...

MENU

専門用語解説>

専門用語解説

DC専用ファンド

DC専用ファンドとは、企業型確定拠出年金(企業型DC)や個人型確定拠出年金(iDeCo)の制度内でのみ購入・保有できる、専用設計の投資信託です。これらのファンドは、年金資産の長期運用に適した商品ラインナップとして設計されており、信託報酬が抑えられ、ライフステージに応じたリスク調整も考慮されています。たとえば、若年層には株式比率の高い商品、退職間近には債券中心の商品といった構成が可能です。

DC専用ファンドは、「専用」という名のとおり、一般の証券会社やネット証券の口座では購入できません。これは、制度運営の委託先(レコードキーパー)と運用会社との契約に基づいて、販売チャネルが確定拠出年金制度に限定されているためです。また、これらのファンドは広告や営業活動を行わない代わりに、制度加入者への提供を前提としてコスト構造が最適化されています。通常、販売手数料はゼロで、信託報酬も一般向けより低水準に設定されています。

ただし、DC専用ファンドと似た運用方針を持つ公募ファンド(誰でも購入可能な一般向けファンド)が存在することもあります。特にインデックス型ファンドでは、同一のベンチマークやマザーファンドを使用しつつ、iDeCoや証券口座の両方で購入可能な「共通ファンド」が多く、制度外でも近い投資成果を得ることは可能です。

なお、企業型DCを脱退した場合でも、iDeCoへの資産移換を行えば、引き続きDC専用ファンドでの運用を継続できます。一方、資産を現金化して受け取る場合は、DC専用ファンドをそのまま特定口座などに移すことはできず、再投資の際には公募ファンドなど別の商品を選ぶ必要があります。

このように、DC専用ファンドは制度の中でしか投資できない限定的な商品である一方、その理念や運用手法は、公募ファンドの選定や老後資産の設計にも活かすことができます。制度の制約と特長を理解したうえで、制度内・制度外の資産形成を組み合わせることが重要です。

関連記事

のむラップファンドとは?普通型・積極型等5タイプの特徴を徹底解説

のむラップファンドとは?普通型・積極型等5タイプの特徴を徹底解説

2025.07.01

難易度:

資産運用に役立つ情報をいち早くGET!

無料LINE登録

資産運用について気軽にご相談したい方

プロへ相談する

当メディアで提供するコンテンツは、情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。 本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。 また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

投資のコンシェルジュ

運営会社: 株式会社MONO Investment

Email:

運営会社利用規約各種お問い合わせプライバシーポリシーコンテンツの二次利用について

「投資のコンシェルジュ」はMONO Investmentの登録商標です(登録商標第6527070号)。

Copyright © 2022 株式会社MONO Investment All rights reserved.

「投資のコンシェルジュ」はMONO Investmentの登録商標です(登録商標第6527070号)。

Copyright © 2022 株式会社MONO Investment All rights reserved.