専門用語解説
デジタル遺産
デジタル遺産とは、故人が生前にインターネット上やデジタル機器の中に残した財産や情報のことを指します。たとえば、ネットバンキングの口座、暗号資産、SNSアカウント、オンラインストレージ内の写真や動画、電子書籍などが含まれます。これらは形として目に見えないため、遺族がその存在に気づかないまま放置されてしまうことがあります。
また、パスワードの管理や所有者の意思が明確でないと、相続や手続きが非常に困難になることがあります。近年では、デジタル遺産も相続財産の一部として認識されるようになっており、生前から整理し、管理方法や意思を記しておくことが重要とされています。