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資産成長型
読み:しさんせいちょうがた
資産成長型とは、投資信託やポートフォリオの運用方針を示す言葉で、配当や分配金などの定期的な現金収入よりも、株価や基準価額の値上がりによるキャピタルゲインを重視して資産を増やすことを目指すタイプです。
運用益は原則としてファンド内部に再投資されるため、長期的な複利効果が期待できる一方、短期的な価格変動リスクを受けやすい傾向があります。老後資金や教育資金など中長期の目標に向けて資産をしっかり成長させたい投資家に向いていますが、急な資金需要がある場合や値動きに不安がある場合は、分配型とのバランスを検討することが大切です。
関連する専門用語
キャピタルゲイン(売却益/譲渡所得)
キャピタルゲインとは、株式や不動産、投資信託などの資産を購入した価格よりも高く売却したことによって得られる利益のことです。一般的な経済用語としては「売却益」と呼ばれ、資産運用における収益のひとつとして広く使われています。日本の税法においては、このキャピタルゲインは「譲渡所得」として分類され、確定申告などで所得として扱われます。つまり、経済的な意味ではキャピタルゲインと譲渡所得は同様の概念を指しますが、前者が広義の利益、後者が課税対象としての所得という違いがあります。投資の成果を判断したり、税金を計算したりするうえで、両者の使われ方を正しく理解することが大切です。
複利
複利とは、利息などの運用成果を元本に加え、その合計額を新たな元本として収益拡大を図る効果。利息が利息を生むメリットがあり、運用成果をその都度受け取る単利に比べ、高い収益を期待できるのが特徴。短期間では両者の差は小さいものの、期間が長くなるほどその差は大きくなる。
無分配型
無分配型とは、投資信託が運用で得た配当や利息、売買益などを投資家に現金で払い出さず、そのままファンド内部で再投資して基準価額に反映させる方式のことです。分配金を受け取らないため課税タイミングが繰り延べられ、長期的な複利効果を最大限活用できる点が特徴です。 一方で現金収入は得られないため、生活費やキャッシュフローを目的とする投資には向きません。つみたてNISAやiDeCoのような長期積立制度と組み合わせることで、課税メリットと資産成長を両立しやすい運用手法として注目されています。
長期投資
長期投資とは、数年から数十年のスパンで資産を運用し、時間をかけて利益を得る投資手法です。株式や債券、不動産、投資信託などが主な対象で、短期的な市場変動に左右されず、複利の効果を活かして資産を増やすことを目指します。
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。
つみたてNISA
つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を応援するために、国が用意した税制優遇制度のひとつです。正式には「少額投資非課税制度(NISA)」の一種で、一定の条件を満たした投資信託やETFに積立投資をすることで、その運用益や分配金が最長20年間、非課税になります。 対象商品は金融庁が選定した長期投資にふさわしい商品に限られているため、初心者でも安心して始めやすい制度です。毎年の投資上限額が決まっており、計画的に資産を育てていくのに向いています。将来の資産形成を目指す人にとって、つみたてNISAは非常に有効な選択肢のひとつです。