専門用語解説
健康寿命
健康寿命とは、日常生活を自立して送り、介護を必要としない期間の平均年数を指します。平均寿命が「生まれてから亡くなるまで」の長さを示すのに対し、健康寿命は「心身ともに健康で制限なく暮らせる期間」に焦点を当てます。
医療水準の向上によって平均寿命が延びても、病気や要介護状態で過ごす時間が長いと生活の質は下がり、治療や介護にかかる費用が増える恐れがあります。
そのため、投資や老後資金を考える際には、単に長生きする可能性だけでなく、健康寿命を延ばすための生活習慣や予防医療への投資も重要となります。健康寿命が伸びれば、自立した期間が長くなり、医療費や介護費の負担を抑えながら充実したセカンドライフを過ごせる可能性が高まります。