専門用語解説
オフショア市場
オフショア市場とは、国内の金融市場とは切り離された国際金融市場のこと。多くの場合、金融規制や税制が国内市場よりも緩やかで、より自由な取引が可能となる。主に非居住者が資金を調達し、他の非居住者への投資が行われる。オフショア市場は世界各地に存在し、代表的な例としてロンドン市場、香港の人民元オフショア市場、ニューヨークのIBF(International Banking Facilities)、ケイマン諸島などが挙げられる。
メリットとしては、税制面での優遇を受けやすいことや、海外の金融商品を通じてより高いリターンを狙える可能性があることが挙げられる。一方で、投資先の国の政情や経済不安の影響を受けやすいこと、投資対象の情報収集が難しいことなどがデメリットとなる。