専門用語解説
割印
割印とは、同じ内容の契約書や文書を複数部作成し、それぞれの部を当事者が持つ場合に、それらが同一の文書であることを証明するために、2枚の文書の境目にまたがって押す印のことです。たとえば、契約書を2通作って一方を自分が、もう一方を相手が保管する際に、ページの間に印をまたがせて押すことで、これらが対になった正当な文書であると示します。割印には、文書のすり替えや差し替えを防ぐ目的があり、契印と同じく印鑑の信用性を高める役割を果たします。実印である必要はなく、認印や社印が使われることが一般的ですが、重要な契約では正式な印が使われることもあります。