専門用語解説
申立て
申立てとは、家庭裁判所などの公的な機関に対して、ある手続きを開始してほしいと正式にお願いする行為のことです。たとえば、成年後見人を選んでもらう場合や、遺言の検認、不在者財産管理人の選任など、法律に基づいた特定の手続きを始めるためには、必ず「申立て」を行う必要があります。書類や証拠をそろえ、所定の書式に沿って申立書を提出することで、裁判所がその内容を審査し、必要な対応を取ります。資産運用においては、判断能力の低下により本人が自分で資産管理ができなくなった場合などに、家族や関係者が成年後見制度の利用を申立てることがよくあります。法律的な保護を受けるための第一歩となる大切な手続きです。