専門用語解説
ショート戦略
ショート戦略とは、株式や通貨などの資産価格が下落することを見込んで利益を狙う投資手法の総称です。代表的な方法に「空売り(ショートセリング)」があります。これは、信用取引を使って保有していない株を市場で一時的に売却し、価格が下がった後に買い戻して差額で利益を得る仕組みです。
日本では「空売り」という言葉が一般的ですが、ショート戦略はそれに限らず、プットオプションの購入や、相場が下落すると価値が上がる「ベア型ETF」なども含まれる、より広い概念です。
このような戦略は、ヘッジファンドなどがリスク管理や相場の下落局面で利益を狙う際に活用しますが、価格が予想に反して上昇した場合、損失が無限に膨らむ可能性があるため、注意が必要です。