専門用語解説
銘柄コード
銘柄コード(証券コード)とは、株式やETF、REITなど、証券取引所に上場している金融商品を識別するための4桁のコードです。これまでは「7203(トヨタ自動車)」「6758(ソニーグループ)」のように、数字4桁の形式が一般的でした。
しかし、コードの枯渇を見据え、2024年1月以降に新たに上場する銘柄からは、アルファベットを組み込んだ「英数字4桁」の新形式が導入されています。既存の数値コードは引き続き使用され、新形式は新規銘柄にのみ適用される仕組みです。
新たなルールでは、4桁のうち2桁目または4桁目にアルファベット(視認性の低いI・O・Qなど7文字を除いた19文字)を使用します。たとえば最初に割り当てられた「130A」のように、今後は「131A」「132A」…と順にアルファベットが進み、使い切ると次は2桁目に文字が使われる予定です。形式は従来と同様、常に4文字で統一されます。
そのため、現在の日本市場では次の2種類の銘柄コードが併存しています。
数字のみの4桁コード(例:7203)…過去に上場した既存銘柄
英数字の4桁コード(例:130A)…2024年以降の新規上場銘柄
なお、米国市場などで使われるティッカーコード(例:AAPL、MSFT)はアルファベットのみで構成され、文字数も変動しますが、日本の銘柄コードは4文字固定で、証券会社の取引画面や株価情報サイトでも従来どおり扱われます。