専門用語解説
ラップサービス
ラップサービスとは、投資家の資産運用を金融機関が一括して引き受け、ポートフォリオの設計から運用、定期的な見直し、報告までをトータルで提供する「投資一任型」の資産運用サービスのことを指します。「ラップ(wrap)」という言葉は、「すべてを包む」という意味があり、さまざまな運用業務をひとまとめにした包括的なサービスであることを表しています。投資家は、リスク許容度や運用目的などをあらかじめ伝えることで、専門家がそれに応じた投資信託の組み合わせなどを選定・管理してくれるため、初心者でも手間をかけずに分散投資ができる仕組みです。主に証券会社が提供する「ファンドラップ」や、信託銀行が提供する「ラップ信託」などがあり、いずれも長期的な資産形成をサポートするサービスとして注目されています。