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ファンドラップとは?メリットや証券会社ごとのサービスの違いについて徹底解説!

難易度:

執筆者:

公開:

2023.04.02

更新:

2024.01.22

資産運用投資信託用語解説

目次

ファンドラップのメリット

①初心者でも安心。投資のプロに任せられる

②忙しい人でも投資を始められる

ファンドラップのデメリット

①手数料が高い

②最低投資金額が高い

③投資家のニーズを細やかに拾う訳ではない

主要な証券会社のサービス比較

手数料での比較

最低投資金額での比較

まとめ

ファンドラップとは、証券会社の資産運用に関するサービスの一種です。

証券会社と投資家の間で投資一任契約※を締結することで、投資家の意向を踏まえながら、投資対象の選定から実際の売買までをお任せできます。

ファンド(Fund)は投資信託、ラップ(Wrap)は包むという意味であり、ラップで包むように投資家の資産を預かり、包括的なサービスを提供するという意味です。

※投資家が投資一任運用会社としての証券会社に対して、有価証券の投資判断の全部を一任し、この投資判断にもとづいて投資家にかわって投資するために必要な権限を証券会社に委任する契約

ファンドラップのメリット

①初心者でも安心。投資のプロに任せられる

ファンドラップでは、投資家の代わりに証券会社が、投資家の意向も踏まえながらポートフォリオ運用を実施します。

いつ、どの銘柄を、いくら売買するかは、投資のプロフェッショナルが投資家の代わりに判断してくれますので、投資初心者にとっては安心です。

②忙しい人でも投資を始められる

投資をお任せできますので、普段忙しくて投資のことを考える時間がない方でも、適切に投資を始めることができます。

ファンドラップのデメリット

①手数料が高い

運用期間中は毎年、投資顧問報酬や信託報酬といった手数料がかかります。

手数料の水準は証券会社によって差がありますが、1%台後半〜3%超の手数料がかかることが多く、その分運用の利益が毎年目減りすることとなります。

②最低投資金額が高い

ファンドラップには最低投資金額が設定されています。

金額の水準は証券会社によって差がありますが、最低投資金額を3,000万円に設定している証券会社も存在するなど、一般の方にとっては、なかなか手の出しにくい商品も存在します。

③投資家のニーズを細やかに拾う訳ではない

ファンドラップの特徴の一つに、「投資家の運用方針や意向を踏まえる」というものがあります。

しかし実態は、「投資家の意向を細かくヒアリングされる訳ではない」「投資判断も投資家一人ひとりに応じて変えてくれる訳ではない」ことが多いです。

もし、証券会社でフルカスタムメイドでのポートフォリオ運用を行いたい場合は、超富裕層向けのラップサービスである「SMA」を利用する必要があります。

主要な証券会社のサービス比較

主要証券会社5社と、大手ネット証券会社のうちファンドラップを実施している楽天証券の、計6社のサービスを比較しました(記載は2021年3月24日時点の内容)。

サービス名証券会社手数料率※1最低投資金額特徴
バリュー・プログラム野村1.738%※2500万円インデックス運用中心
プレミア・プログラム野村1.738%※21,000万円アクティブ運用中心
ダイワファンドラップ 大和1.76%※3300万円対象ファンドが10本
ダイワファンドラップPREMIUM大和1.76%※33,000万円対象ファンドが38本
GRAN GOAL三菱UFJMS1.32%※41,000万円18種類の投資ファンド
ファーストステップみずほ1.65%※5500万円インデックスファンドとアクティブファンドを併用
Mizuho Fund Wrap みずほ1.1%※61,000万円アクティブファンド中心
日興ファンドラップSMBC日興1.32%※7300万円10資産の投資信託を組み合わせる
楽天IFAラップ 楽天1.265%※8100万円IFAが対面に出て販売

※1:手数料は税込・年率。複数の規定がある場合は最大値を記載 ※2:信託報酬(野村証券):別途1.35±0.7% ※3:信託報酬(大和証券):別途徴収されるも事前の明示なし ※4:信託報酬(三菱UFJMS証券):別途最大0.6260% ※5:信託報酬1(みずほ証券):別途0.23〜0.39% ※6:信託報酬2(みずほ証券):別途0.55〜0.75% ※7:信託報酬(SMBC日興証券):別途最大0.685% ※8:信託報酬(楽天証券):別途最大0.682%

手数料での比較

最も手数料が低いファンドラップは、みずほ証券が運営するMizuho Fund Wrap(手数料率:1.1%)です。

一方、最も手数料が高いファンドラップは、大和証券が運営するダイワファンドラップ(手数料率:1.76%)です。実際にファンドラップを利用する場合には、手数料の他に信託報酬もかかってきますので、さらに手数料が高くなります。

最低投資金額での比較

最低投資金額が最も低いファンドラップは、楽天証券が運営する楽天IFAラップ(100万円から)です。

一方、最低投資金額が最も高いファンドラップは、大和証券が運営するダイワファンドラップPREMIUM(3,000万円から)でした。大和証券は300万円からのファンドラップも揃えており、幅広い層に利用しやすくなっているようです。

まとめ

  • ファンドラップは、投資のプロに資産運用を一任できるサービス。
  • 初心者でもポートフォリオを実践できるというメリットがある半面、手数料が高い・投資家のニーズを細かく汲み取る訳ではないというデメリットもある。
  • ファンドラップは、証券会社によって様々なサービス内容・料金体系が存在する。
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