リスク許容度が高いほうが運用には有利?
解決済み
0
2025/02/18 14:45
男性
50代
資産運用をするにあたりリスク許容度について考えています。リスク許容度が高い人のほうが投資で成功しやすいのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
一概に「リスク許容度が高いほうが運用に有利」とは言えません。確かに、高リスク資産(株式など)を多く持つことで長期的なリターンを期待できますが、その分、短期的な値動きも大きくなります。
リスク許容度が高くても、相場の下落に耐えられずに途中で売却してしまうと、運用成果が悪化する可能性があります。重要なのは、自分の精神的な耐性と財務状況に合ったリスクを取ることです。無理に高リスクを取るのではなく、自分が安心して運用を続けられる範囲で資産配分を決めることが成功への鍵です。
関連記事
関連質問
関連する専門用語
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。
相場
市場において形成される価格、値段その他交換比率一般のこと。投資マーケットにおいては、売買された株式や債券などの取引の値段。
リターン
リターンとは、投資によって得られる利益や収益のことを指します。たとえば、株式を購入して値上がりした場合の売却益(キャピタルゲイン)や、債券の利息、投資信託の分配金(インカムゲイン)などがリターンにあたります。 これらを合計したものは「トータルリターン」と呼ばれ、投資の成果を総合的に示す指標です。リターンは、元本に対してどれだけ増えたかを「%(パーセント)」で表し、特に長期投資では「年率リターン」で比較されることが一般的です。 リターンが高いほど投資先として魅力的に感じられますが、そのぶんリスク(価格変動の可能性)も高くなる傾向があるため、自分の目的やリスク許容度に応じて、適切なリターンを見込むことが大切です。