ファンドラップとはどんなサービス?
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2025/02/13 17:14
男性
40代
初心者でも利用できる資産運用サービスとして、ファンドラップを勧められました。ファンドラップがどんなものか教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ファンドラップは、資産配分の立案から売買・リバランスまでを金融機関に一任できる投資サービスです。契約時に投資目的や運用期間、リスク許容度などをヒアリングし、その情報を基に株式・債券・REIT・ETFなどを組み合わせた国際分散ポートフォリオを構築します。運用開始後は、市場動向や配分のズレを常時モニタリングし、自動で銘柄の入れ替えや比率調整を実施。四半期〜半年ごとに届く運用報告で状況を確認できるため、投資経験が浅い人でも把握しやすいのが強みです。
注意すべきはコストとリスクです。年間1〜3%程度のラップ手数料に加え、組み入れファンドの信託報酬が二重でかかる場合があり、自分でインデックス投信を積み立てるより総コストが高くなる傾向があります。また、市場次第では元本割れリスクも避けられません。最低投資額、手数料体系、運用実績の開示方法、税務サポートの有無などを比較し、「手間を省ける安心感」と「費用負担・リスク」のバランスが自分に合うかを見極めてから利用しましょう。
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ファンドラップ
ファンドラップは、金融機関が顧客から資産運用を一任され、顧客の目標やリスク許容度に応じてポートフォリオを構築・管理するサービスです。顧客の資産を複数の投資信託やETFなどに分散投資し、運用を行います。運用内容や資産配分の調整(リバランス)は専門家が行い、定期的な運用状況の報告も提供されます。 主に、初心者や忙しい投資家が利用することが多く、手数料はファンドラップ・フィーとして一括で支払う形式が一般的です。この手数料には運用管理費やアドバイス料が含まれます。
ラップ口座
ラップ口座とは、資産運用を包括的に管理するための口座で、投資信託や株式、債券など複数の金融商品を一元的に扱います。顧客の運用目標に応じてポートフォリオが設計され、運用状況のモニタリングやリバランスが自動で行われます。 通常、手数料は「ラップフィー」として包括的に徴収され、個別の取引ごとに費用が発生することはありません。ラップ口座は、特に投資管理をプロに任せたい顧客や、資産運用をシンプルにしたい人に適しています。