REIT投資を始めるにあたって必要なものはなんですか?
解決済み
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2025/01/09 22:50
男性
40代
不動産投資を検討していたのですが、初期コストが高いため、REITからスタートしようと考えています。REITを始めるにあたって必要な準備や最低限確認しておくべき情報は何でしょうか? 初歩的な質問ですが、よろしくお願いします。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
REIT投資を始めるには、まず証券会社で証券口座を開設する必要があります。証券取引所でREITを売買するためには、この口座が必須です。ネット証券会社は手数料が低く、初心者にも使いやすいためおすすめです。
口座開設後には、投資に必要な資金を入金します。REITは数万円程度から購入できるものが多いですが、複数銘柄に分散投資を行う場合には、最低でも10万~20万円程度の資金を用意すると良いでしょう。
次に、自身の投資目的や方針を明確にすることが大切です。たとえば、短期間での値上がり益を狙うのか、長期的に分配金収入を得たいのかによって、選ぶ銘柄や戦略が異なります。
その後、購入する銘柄を選定しますが、スポンサーの実績、保有する不動産の用途や地域、分配金利回り、財務状況(負債比率など)を調査し、自分のリスク許容度に合った銘柄を選ぶことが重要です。
また、金利や不動産市況の動向にも目を配り、REIT市場全体のトレンドを把握することも役立ちます。
最後に、これらの準備を踏まえて実際に購入を進め、運用の経過を定期的に確認することで、リスクを最小限に抑えながら投資を続けることができます。
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REIT(Real Estate Investment Trust/不動産投資信託)
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J-REIT(ジェイリート)とは、「Japanese Real Estate Investment Trust」の略で、日本国内で設立・運用される不動産投資信託のことです。東京証券取引所を中心に上場しており、オフィスビル、商業施設、住宅、物流施設、ホテルなど、多様な不動産に投資します。投資家から集めた資金で不動産を取得・運用し、賃貸収入や売却益を原資として、利益の90%以上を分配することで法人税の軽減を受ける仕組みになっています。 J-REITは、税制優遇を受けられる点や比較的安定した分配金が期待できることから、国内投資家にとって魅力的な資産運用手段の一つです。ただし、日本経済や不動産市場の動向、金利変動、自然災害リスクなどの影響を受けるため、慎重な運用が求められます。もともとREITは米国で生まれた仕組みですが、日本の法律や市場環境に適応した制度が整備され、J-REITとして発展しています。
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リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。