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ビットコインなど仮想通貨への投資は危険すぎるからやめとけと言われました。どんな危険性がありますか?

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2025/09/10 09:20

オルタナティブ投資
オルタナティブ投資

男性

50代

question

仮想通貨に興味がありますが、周囲から「ビットコインなどは危険すぎるからやめておけ」と言われました。具体的にどのような危険性があるのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

ビットコインをはじめとする仮想通貨投資には、いくつかの大きなリスクがあります。まず挙げられるのは価格変動の大きさです。仮想通貨市場は株式や債券に比べて規模が小さく、投機的な資金が入りやすいため、一日で10%以上値動きすることも珍しくありません。短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方で、同じくらいの損失を被る危険性も高いのです。

次に、規制面の不安定さが挙げられます。仮想通貨は国ごとに扱いが異なり、ある国では取引が制限されたり、税制が急に変更されたりすることがあります。こうした動きは市場全体に影響を与え、価格が大きく下落する要因となり得ます。

また、セキュリティリスクも重要です。仮想通貨そのものはブロックチェーン技術により安全性が高いとされますが、取引所やウォレットの管理が不十分だとハッキングや詐欺の被害に遭う可能性があります。実際に過去には世界的に大規模な流出事件が発生し、多くの投資家が資産を失いました。

さらに、仮想通貨には法定通貨のように中央銀行や政府による裏付けがありません。そのため、価値は市場参加者の心理や需給バランスに大きく左右され、安定性に欠ける特徴があります。

これらの理由から、資産運用初心者にとって仮想通貨投資はリスクが非常に高いといえます。投資する場合は生活資金とは切り離し、資産全体のごく一部にとどめることが基本です。さらに、株式や投資信託など他の金融商品と組み合わせて分散投資を行うことで、リスクを抑えながら資産形成を進めることが現実的な選択肢となるでしょう。

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ビットコイン

ビットコイン(BTC)は、2009年にサトシ・ナカモトと名乗る人物によって開発された世界初の暗号資産(仮想通貨)です。中央銀行や政府による管理を受けず、ブロックチェーン技術を活用して取引の透明性と安全性を確保しています。 ビットコインは、発行上限が2,100万枚と決まっており、これがデジタルゴールドと呼ばれる理由の一つです。価格は需要と供給によって決まり、価格変動が大きいのが特徴です。 特に半減期(約4年ごとにマイニング報酬が半減)があるため、供給量の減少に伴い価格が上昇する傾向があります。 用途としては、投資・決済手段・価値の保存などがあり、近年ではビットコインETFの登場や機関投資家の参入によって、市場の拡大が進んでいます。一方で、価格の乱高下や規制の影響を受けるため、投資にはリスク管理が重要です。

暗号資産(仮想通貨/暗号通貨)

暗号資産とは、インターネット上でやり取りされるデジタルな財産のことで、代表的な例にビットコインやイーサリアムがあります。これらはブロックチェーンという分散型台帳技術を基盤とし、国家や中央銀行といった特定の管理主体を持たずに取引されるのが特徴です。 日本では「暗号資産」という名称が資金決済法上の正式な用語として定義されており、これに該当するトークンは法的に一定の規制下に置かれています。たとえば、暗号資産交換業者には登録制が課され、ユーザー保護やマネーロンダリング防止の観点からの監督も強化されています。 資産としての取り扱いについては、税務上は原則「雑所得」として扱われ、短期売買による利益も総合課税の対象となります。また、会計上は現金や有価証券ではなく、「その他の資産」として分類されるのが一般的です。 現在では、決済手段や資金移動のほか、価格変動を狙った投資対象としての側面が大きく、資産運用の一選択肢として注目を集めています。しかしその一方で、価格の急激な変動、ハッキング、保管の難しさといったリスクも内在しており、法律・税務・セキュリティの観点から十分な知識と準備が求められます。

価格変動リスク

価格変動リスクとは、株式や債券などの金融商品の価格が、経済状況や金利動向、企業業績などの影響で上下する可能性のことです。株式は企業業績の悪化や市場不安で急落するリスクがあります。 一方、債券の場合、発行時の固定利率と市場金利との差が変動するため、市場金利が上昇すると既発債の魅力が薄れ、途中売却時に購入時より低い価格で取引されるリスクが生じます。ただし、満期まで保有すれば額面通りに償還されるため、長期保有によってこのリスクを回避できます。

セキュリティリスク

セキュリティリスクとは、情報や資産が外部からの攻撃や内部の不正、システムの不具合などによって漏洩・破壊・悪用される危険性のことを指します。資産運用の分野では、特にインターネットを通じて取引を行う際や、個人情報・財務情報を管理する場面で、このリスクが重要になります。 たとえば、証券口座への不正アクセス、金融詐欺、フィッシングメールなどがセキュリティリスクの具体例です。このようなリスクを放置すると、資産を失うだけでなく、個人情報が第三者に悪用される可能性もあります。そのため、投資を行う際には、信頼できる金融機関を選んだり、二段階認証や強固なパスワードを使うなど、リスクを回避する対策が欠かせません。セキュリティリスクは、現代の資産運用において避けて通れない重要なテーマです。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、取引の記録を「ブロック」という単位でまとめて、それを鎖のようにつなげて保存していく仕組みのことを指します。この技術の最大の特徴は、特定の管理者がいなくても、みんなで記録を共有・確認できる点にあります。たとえば、仮想通貨の取引記録はこのブロックチェーン上に保存されており、誰でもその履歴を見ることができます。記録が一度保存されると、改ざんが非常に難しくなるため、安全性と透明性に優れています。投資の世界では、仮想通貨の基盤として知られており、近年は金融や不動産、証券などさまざまな分野でも注目されています。投資初心者にとっては、まず仮想通貨の仕組みを理解する入り口として知っておくと役立つ技術です。

分散投資

分散投資とは、資産を安全に増やすための代表的な方法で、株式や債券、不動産、コモディティ(原油や金など)、さらには地域や業種など、複数の異なる投資先に資金を分けて投資する戦略です。 例えば、特定の国の株式市場が大きく下落した場合でも、債券や他の地域の資産が値上がりする可能性があれば、全体としての損失を軽減できます。このように、資金を一カ所に集中させるよりも値動きの影響が分散されるため、長期的にはより安定したリターンが期待できます。 ただし、あらゆるリスクが消えるわけではなく、世界全体の経済状況が悪化すれば同時に下落するケースもあるため、投資を行う際は目標や投資期間、リスク許容度を考慮したうえで、計画的に実行することが大切です。

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