専門用語解説
ローソク足
ローソク足とは、株価や為替レートなどの値動きを、一定期間ごとに視覚的に表すチャートの形式のひとつです。日本で古くから使われてきた手法で、今では世界中の投資家に利用されています。1本の「足」は、たとえば1日や1時間といった特定の時間における4つの価格、すなわち「始値(はじめね)」「終値(おわりね)」「高値(たかね)」「安値(やすね)」を表します。
棒のような形をしており、中心の太い部分が「実体」、上下に伸びた細い線が「ヒゲ」と呼ばれます。実体の色によって、値上がりか値下がりかがひと目で分かるのが特徴です。ローソク足を複数並べて見ることで、相場の流れや売買の勢い、投資家の心理を読み取る手がかりになります。テクニカル分析の基礎として、初心者でも理解しやすく、多くの取引ツールに標準で搭載されています。