投資の用語ナビ
Terms
ストラテジックアセットアロケーション
読み:すとらてじっくあせっとあろけえしょん
ストラテジックアセットアロケーションとは、投資家が長期的な資産運用目標とリスク許容度に基づいて、株式、債券、不動産、オルタナティブ資産などの資産クラスへあらかじめ決めた比率で配分し、その割合を基本方針として維持する運用手法です。
景気変動や市場の短期的な価格変動に一喜一憂せず、リスク分散と安定したリターンの確保を図る点が特徴で、時価の上下で配分比率がずれた場合には定期的にリバランスを行い、元の構成に戻すことで計画どおりのリスク水準を保ちます。長期的な資本成長や年金基金のような将来の支出負担を見据えた運用に適しており、市場タイミングに頼らず堅実に資産形成を進めたい投資家にとって基盤となる考え方です。
関連する専門用語
タクティカルアセットアロケーション
タクティカルアセットアロケーションとは、長期の基本資産配分(ストラテジックアセットアロケーション)を土台にしつつ、景気循環や金利動向、資産価格の割高・割安感など短中期の市場環境を踏まえて一時的に配分比率を上げ下げし、超過リターンの獲得を目指す運用手法です。株式、債券、現金、オルタナティブ資産などの比率を機動的に調整することで、市場局面に応じたリスク抑制と収益機会の追求を両立させますが、タイミング判断を誤ると逆に成果が損なわれるリスクもあるため、継続的な市場分析と厳格なリスク管理が欠かせません。
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。
リバランス
リバランスとは、ポートフォリオを構築した後、市場の変動によって変化した資産配分比率を当初設定した目標比率に戻す投資手法です。 具体的には、値上がりした資産や銘柄を売却し、値下がりした資産や銘柄を買い増すことで、ポートフォリオ全体の資産構成比率を維持します。これは過剰なリスクを回避し、ポートフォリオの安定性を保つためのリスク管理手法として、定期的に実施されます。 例えば、株式が上昇して目標比率を超えた場合、その一部を売却して債券や現金に再配分するといった調整を行います。なお、近年では自動リバランス機能を提供する投資サービスも登場しています。
コアサテライト戦略
コアサテライト戦略とは、資産運用において「コア資産」と「サテライト資産」を組み合わせることで、リスクとリターンのバランスを最適化する投資手法のことを指す。ポートフォリオの大部分を安定したコア資産で構成し、長期的な市場の成長に連動するリターンを確保する一方で、残りの一部をサテライト資産として運用し、高いリターンの可能性を追求する。これにより、安定性を維持しながら市場環境の変化に柔軟に対応し、資産の成長を図ることができる。