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SPYDはどんな人に適したETFですか?あるいは、どんな人に不向きですか?

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2025/06/18 18:54

投資信託・ETF
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男性

question

高配当ETFであるSPYDは利回りの高さが魅力ですが、景気敏感セクターが多く、分配金が減る「減配リスク」や価格変動が大きい点が気になります。配当重視で購入を検討しているのですが、実際、SPYDはどんな人に向いていて、どんな人には不向きなのか条件を教えて下さい。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

SPYDはS&P500構成銘柄のうち、配当利回りが高い80社を均等に保有する高配当ETFで、年4回の分配と低コストが特徴です。インカム収入を重視する長期投資家には有力な選択肢ですが、価格変動や減配リスクを伴う点には注意が必要です。

向いているのは、①少なくとも5年以上の長期保有を前提とし、②為替リスクや税務管理に自ら対応でき、③減配や下落局面でも資金繰りに影響が出ない人です。

一方で、①安定した値動きや資産成長を重視する人、②分配金が家計の収支に直結する人、③セクター偏重や米国ETF特有の税務手続きに抵抗がある人には向いていません。

投資を検討する際は、生活防衛資金を確保したうえで、SPYD単体ではなくVYMやHDV、国内資産などと組み合わせてセクターや通貨の分散を図ることで、リスクを適切に抑えることができます。

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ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)とは、証券取引所で株式のように売買できる投資信託のことです。日経平均やS&P500といった株価指数、コモディティ(原油や金など)に連動するものが多く、1つのETFを買うだけで幅広い銘柄に分散投資できるのが特徴です。通常の投資信託に比べて手数料が低く、価格がリアルタイムで変動するため、売買のタイミングを柔軟に選べます。コストを抑えながら分散投資をしたい人や、長期運用を考えている投資家にとって便利な選択肢です。

配当利回り

配当利回りは、株式を1株保有したときに1年間で受け取れる配当金が株価の何%に当たるかを示す指標です。計算式は「年間配当金÷株価×100」で、株価1,000円・配当40円なら4%になります。 指標には、実際に支払われた金額で計算する実績利回りと、会社予想やアナリスト予想を用いる予想利回りの2種類があります。株価が下がれば利回りは見かけ上上昇するため、高利回りが必ずしも割安や安全を意味するわけではありません。 安定配当の見極めには、配当性向が30~50%程度であること、フリーキャッシュフローに余裕があることが重要です。また、権利付き最終日の翌営業日には理論上配当金相当分だけ株価が下がる「配当落ち」が起こります。 日本株の配当は通常20.315%課税されますが、新NISA口座内で受け取る配当は非課税です。配当利回りは預金金利や債券利回りと比較でき、インカム収益を重視する長期投資家が銘柄や高配当ETFを選ぶ際の判断材料となります。

信託報酬

信託報酬とは、投資信託やETFの運用・管理にかかる費用として投資家が間接的に負担する手数料であり、運用会社・販売会社・受託銀行の三者に配分されます。 通常は年率〇%と表示され、その割合を基準価額にあたるNAV(Net Asset Value)に日割りで乗じる形で毎日控除されるため、投資家が口座から現金で支払う場面はありません。 したがって運用成績がマイナスでも信託報酬は必ず差し引かれ、長期にわたる複利効果を目減りさせる“見えないコスト”として意識されます。 販売時に一度だけ負担する販売手数料や、法定監査報酬などと異なり、信託報酬は保有期間中ずっと発生するランニングコストです。 実際には運用会社が3〜6割、販売会社が3〜5割、受託銀行が1〜2割前後を受け取る設計が一般的で、アクティブ型ファンドでは1%超、インデックス型では0.1%台まで低下するケースもあります。 同じファンドタイプなら総経費率 TER(Total Expense Ratio)や実質コストを比較し、長期保有ほど差が拡大する点に留意して商品選択を行うことが重要です。

キャッシュフロー

お金の流れを表す言葉で、一定期間における「お金の収入」と「支出」を指します。投資や経済活動では特に重要な概念で、現金がどれだけ増えたか、または減ったかを把握するために使われます。キャッシュフローは大きく3つに分かれます。 1つ目は本業による収益や費用を示す「営業キャッシュフロー」、2つ目は資産の購入や売却に関連する「投資キャッシュフロー」、3つ目は借入金や配当などの「財務キャッシュフロー」です。 キャッシュフローがプラスであれば手元にお金が増えている状態、マイナスであれば減っている状態を示します。これを理解することで、資産の健全性や投資先の実態を見極めることができ、初心者でも資金管理や投資判断の基礎として役立てられます。

為替リスク

為替リスクとは、異なる通貨間での為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動し、損失が生じる可能性のあるリスクを指します。 たとえば、日本円で生活している投資家が米ドル建ての株式や債券に投資した場合、最終的なリターンは円とドルの為替レートに大きく左右されます。仮に投資先の価格が変わらなくても、円高が進むと、日本円に換算した際の資産価値が目減りしてしまうことがあります。反対に、円安が進めば、為替差益によって収益が増える場合もあります。 為替リスクは、外国株式、外貨建て債券、海外不動産、グローバルファンドなど、外貨に関わるすべての資産に存在する基本的なリスクです。 対策としては、為替ヘッジ付きの商品を選ぶ、複数の通貨や地域に分散して投資する、長期的な視点で資産を保有するなどの方法があります。海外資産に投資する際は、リターンだけでなく、為替リスクの存在も十分に理解しておくことが大切です。

源泉税

源泉税とは、給与や利子、配当金などの所得を支払う側が、受け取る人にお金を渡す前にあらかじめ税金分を差し引いて国へ納付する仕組みです。たとえば会社は従業員の給料から所得税を天引きし、証券会社は株式の配当金や投資信託の分配金から一定額を源泉徴収して税務署に納めます。 外国株式や海外債券の配当・利息については、源泉徴収が支払国と日本の双方で行われることがありますが、その場合は二重課税を防ぐために「外国税額控除」を利用できます。これは海外で引かれた税額を日本の所得税額から差し引く制度で、確定申告を通じて申請すれば、国外で徴収された分を上限内で取り戻すことが可能です。このように源泉税は国内外を問わず税負担を前払い的に調整する役割を果たしており、外国税額控除を適切に活用することで、最終的な税負担を正しく精算できます。

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