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S&P500への集中投資のリスクを抑えるには?

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2025/05/23 17:56


男性

40代

question

S&P500はリターンが高いと言われますが、株式100%の投資だと価格変動が心配です。大きな損を避けるために、どのような工夫をすればリスクを抑えられるのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

S&P500への投資リスクを抑えるには、資産の分散と戦略的な運用設計が鍵となります。まず有効なのは、株式と値動きの異なる資産を組み合わせることです。たとえば、米国総合債券ETFや国内債券ファンドを全体の2〜4割程度加えることで、株式の下落時に資産全体の変動を抑える効果が期待できます。

ただし、債券比率が高くなるとリターンも抑制されるため、目的に応じた配分が重要です。また、用途別に資金を分ける「時間分散」も有効です。数年以内に使う予定の資金は現金や短期債で保全し、S&P500などの株式は長期で運用できる資金に限定すると、価格変動の影響を受けにくくなります。さらに、米国に集中するリスクを避けたい場合は、全世界株式インデックスファンドを活用して地域分散を図るとよいでしょう。最後に、年に一度はポートフォリオを点検し、目標やリスク許容度に沿って調整する習慣を持つことが、安定した運用につながります。

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債券

債券(サイケン、英語表記:Bond)とは、発行者が投資家に対して将来一定の金額を支払うことを約束する金融商品です。 国や地方自治体、企業などが資金を調達する目的で発行し、投資家はこれを購入することで、定期的に利息(クーポン)を受け取ります。満期が来ると、投資した本金が返済されます。 債券はリスクが比較的低く、安定した収入を求める投資家に選ばれることが多いです。 また、市場で自由に売買が可能であるため、流動性も確保されています。債券市場は世界的にも広がりを見せており、多様な投資戦略に利用されています。

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)とは、証券取引所で株式のように売買できる投資信託のことです。日経平均やS&P500といった株価指数、コモディティ(原油や金など)に連動するものが多く、1つのETFを買うだけで幅広い銘柄に分散投資できるのが特徴です。通常の投資信託に比べて手数料が低く、価格がリアルタイムで変動するため、売買のタイミングを柔軟に選べます。コストを抑えながら分散投資をしたい人や、長期運用を考えている投資家にとって便利な選択肢です。

アセットアロケーション(資産配分)

アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。

時間分散

時間分散とは、投資のタイミングを複数回に分けることで、相場の変動リスクを軽減する方法です。ドルコスト平均法はこの時間分散の考え方を活用した投資手法で、価格の高低に左右されにくく、平均購入価格を抑えることが可能です。

短期債

短期債とは、満期(お金が戻ってくるまでの期間)が1年以内の債券のことです。国や企業が資金を集めるために発行し、決められた期間が過ぎると投資したお金が戻ってくる仕組みです。短期間で満期を迎えるため、大きな値動きが少なく、比較的安全な投資とされています。例えば、日本政府が発行する「短期国債」や、企業が発行する「コマーシャル・ペーパー(CP)」などがあります。 代表的な運用商品として、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)があります。これは証券会社の口座に入れておくだけで、自動的に短期債などで運用される投資信託の一種です。元本割れのリスクは低く、銀行の普通預金のようにすぐに引き出せるため、安全性と利便性を兼ね備えています。銀行の定期預金よりも高い利回りが期待できることもあり、低リスクで資産を運用したい人に向いています。

インデックスファンド

インデックスファンドとは、特定の株価指数(インデックス)と同じ動きを目指して運用される投資信託のことです。たとえば「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの市場全体の動きを示す指数に連動するように設計されています。この仕組みにより、個別の銘柄を選ぶ手間がなく、市場全体に分散投資ができるのが特徴です。また、運用の手間が少ないため、手数料が比較的安いことも魅力の一つです。投資初心者にとっては、安定した長期運用の第一歩として選びやすいファンドの一つです。

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