含み損がある場合、どのような対応策がある?
解決済み
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2025/03/03 22:03
男性
50代
投資をしていると含み損が出ることがありますが、どのように対応すればいいでしょうか?具体的な対策を知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
含み損が発生した際の対応策として、いくつかの方法が考えられます。まず、投資対象の成長性が期待できるなら、短期の値動きを気にせず保有を続けることが有効です。
また、価格が下がったタイミングで追加購入し、平均取得単価を下げる方法もありますが、慎重な判断が必要です。回復の見込みが低い場合には、一定の損失を受け入れ、早めに売却して資金を他の有望な投資に回す選択肢もあります。
さらに、含み損を確定(売却)させることで、他の投資利益と相殺して税負担を軽減することも可能です。どの方法を選択するかは、投資方針やリスク許容度によって異なります。冷静に状況を分析し、感情に流されずに判断することが大切です。
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含み損益
含み損益とは、保有している資産をまだ売却していない段階で発生している、見かけ上の利益や損失のことを指します。たとえば、購入時よりも価格が上がっている株を持っていれば「含み益」、逆に価格が下がっていれば「含み損」となります。 これはあくまで現在の評価額と購入額の差であり、実際に売却して現金化しない限り、確定した損益とはなりません。そのため、「含み」とは「まだ確定していない」という意味を含んでいます。 投資判断をする際には、この含み損益をもとに、売却のタイミングや資産配分の見直しを検討することがあります。また、税金は原則として実際に売却して利益が確定した時点で課税されるため、含み益があるだけでは課税対象にはなりません。資産運用において、現在の状況を把握する重要な指標のひとつです。
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。