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SPIVAの調査対象とカバー範囲はどこまで網羅していますか

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2025/06/24 20:03


男性

30代

question

SPIVAには米国版や日本版など複数あると聞きます。実際にどの国・地域と資産クラスが調査対象となり、私たち投資家はどこまで詳細なデータを確認できるのでしょうか?自分の保有ファンドと照合する際の範囲を知りたいです。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

SPIVAレポートは米国、カナダ、欧州、日本、オーストラリア、インド、ラテンアメリカ、新興国など約15地域を網羅し、各地域に籍を置く公募アクティブファンドを原則全数調査します。中心は株式ファンドですが、米国・欧州では投資適格債とハイイールド債、豪州ではREITも含まれるなど、地域ごとに主要資産クラスをカバーしています。

日本版は①国内大型株、②国内中小型株、③外国株(米国・新興国)を収録し、TOPIX 150、S&P 500、S&P 新興国BMIといった指数と比較します。各版は最低運用期間や純資産規模などの要件を設け、サバイバー・バイアスを排除しているため、公開情報として最も包括的です。

自身のポートフォリオが複数市場にまたがる場合には、該当する地域版を横断的に確認し、同一の評価基準で勝率や生存率を照合することで、国際分散の有効性やアクティブ選別の余地を具体的に判断できます。

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SPIVA(スピーバ)

SPIVA(スピーバ)とは「S&P Indices Versus Active」の略で、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが定期的に発表しているレポートのことです。このレポートでは、アクティブ運用の投資信託が、S&Pのような市場平均を示すベンチマークと比べて、どの程度の成績を上げているかが示されます。 つまり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託が、市場平均に勝っているのか、それとも負けているのかを確認するための資料です。多くの国や地域を対象にしたデータがあり、アクティブ運用とパッシブ運用を比較するときによく使われます。特に、長期的には市場平均に勝てるアクティブファンドが少ないという結果がよく示されることから、投資判断の参考として非常に重要です。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、世界的な金融情報会社であるS&Pグローバルの一部門で、株価指数をはじめとしたさまざまな市場指標を開発・提供している機関です。代表的な指数には、S&P500やダウ工業株30種平均(ダウ平均)があり、これらは世界中の投資家にとって市場の動向を把握するための重要な指標となっています。 また、アクティブ運用とパッシブ運用の成績を比較する「SPIVA」レポートもこの機関が発表しており、投資判断において広く参照されています。信頼性が高く、世界的な金融市場の基準を作る役割を果たしています。

アクティブファンド

アクティブファンドとは、運用のプロであるファンドマネージャーが、市場の平均を上回るリターンを目指して積極的に銘柄を選んで運用するタイプの投資信託のことです。 具体的には、独自の分析や調査にもとづいて、将来性があると見込まれる企業や、割安と判断される株式などに投資を行います。こうした運用には高度な専門知識と時間が必要となるため、同じ投資信託でも市場平均への連動を目指す「パッシブファンド」より運用コスト(信託報酬など)が高めになる傾向があります。しかし、その分大きなリターンを狙える可能性もある点が魅力です。 ただし、アクティブファンドだからといって必ずしも市場平均を上回るとは限らないことに注意が必要です。投資判断がうまくいかなかった場合は、損失が出たり、パッシブファンドに劣る成績となったりすることもあります。 投資初心者の方は、ファンドマネージャーの運用実績やファンドの方針、運用コストなどをよく調べたうえで、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選ぶことが大切です。購入前に「過去の運用成績」や「運用レポート」を確認し、アクティブファンドの特徴を理解してから投資を始めましょう。

投資適格債

投資適格債とは、信用格付け会社によって一定以上の信用力があると評価された債券のことを指します。具体的には、ムーディーズやS&Pなどの格付け機関によって「BBB-(S&P)」以上や「Baa3(ムーディーズ)」以上と評価された債券が該当します。 このような債券は、元本や利息の支払い能力が高く、比較的安全性が高いとされており、年金基金や銀行など安定性を重視する投資家によく選ばれます。利回りは高リスクの債券よりやや低めですが、信用リスクが低いため、資産運用の中でリスク分散や安定収益を目指す場面で活用されます。

ハイイールド債

ハイイールド債とは、投機的格付けに分類される債券のことであり、信用リスクが高い分、高い利回りを提供する債券である。ジャンク債とほぼ同義で使われるが、「ハイイールド債」という表現は投資戦略の観点から用いられることが多い。高リスク・高リターンの投資対象として、投資家は市場環境や発行体の信用力を慎重に分析する必要がある。景気拡大期には価格が上昇しやすいが、景気後退期には価格が急落する可能性もある。

REIT(Real Estate Investment Trust/不動産投資信託)

REIT(Real Estate Investment Trust/不動産投資信託)とは、多くの投資家から集めた資金を使って、オフィスビルや商業施設、マンション、物流施設などの不動産に投資し、そこで得られた賃貸収入や売却益を分配する金融商品です。 REITは証券取引所に上場されており、株式と同じように市場で売買できます。そのため、通常の不動産投資と比べて流動性が高く、少額から手軽に不動産投資を始められるのが大きな特徴です。 投資家は、REITを通じて間接的にさまざまな不動産の「オーナー」となり、不動産運用のプロによる安定した収益(インカムゲイン)を得ることができます。しかも、実物の不動産を所有するわけではないので、物件の管理や修繕といった手間がかからない点も魅力です。また、複数の物件に分散投資しているため、リスクを抑えながら収益を狙える点も人気の理由です。 一方で、REITの価格は、不動産市況や金利の動向、経済環境の変化などの影響を受けます。特に金利が上昇すると、REITの価格が下がる傾向があるため、市場環境を定期的にチェックしながら投資判断を行うことが重要です。 REITは、安定した収益を重視する人や、実物資産への投資に関心があるものの手間やコストを抑えたい人にとって、有力な選択肢となる資産運用手段の一つです。

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