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アナリスト予測に記載されているアナリストとはどんな人達ですか?

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2025/08/22 08:35


男性

30代

question

証券会社や金融情報サイトでよく見かける『アナリスト予測』に記載されているアナリストとは、どのような人たちなのでしょうか?この予測はどの程度信憑性がありますか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

アナリスト予測に登場する「アナリスト」とは、主に証券会社や投資銀行、調査会社に所属する金融の専門家を指します。彼らは特定の企業や業界を担当し、その業績や市場動向を調査・分析して、株価の将来予測や投資判断(買い・中立・売りなど)をレポートとして公表します。

所属先は大手証券会社や外資系金融機関が中心ですが、独立系の調査会社やシンクタンクに所属するアナリストも存在します。必ずしも国家資格が必要というわけではありませんが、多くはCFA(米国の証券アナリスト資格)や日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)などの資格を持ち、会計やファイナンスの専門知識や実務経験を背景に活動しています。

ただし、アナリストの予測はあくまで「将来を見通すための参考情報」にすぎず、必ず当たるものではありません。企業が発表する決算や景気の変動、さらには自然災害や政治イベントなどの予測不能な出来事によって、実際の株価は大きく変わることがあります。

また、証券会社が企業の株式発行や資金調達をサポートする投資銀行業務を行っている場合、その企業との利害関係がアナリスト予測に影響を与える可能性もあります。したがって、予測をそのまま信じ込むのではなく、その背景や前提も意識する必要があります。

投資家としては、1人のアナリストの見解に頼るのではなく、複数のアナリストの意見や「コンセンサス予測」(多数のアナリストの平均値)を参考にするのが有効です。さらに、自分自身の投資目的やリスク許容度と照らし合わせて、あくまで判断材料の一つとして活用することが大切です。

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証券アナリストとは、株式や債券などの金融商品について、企業の業績や市場の動向を分析し、投資判断の助言を行う専門家です。企業の財務情報や業界動向を詳しく調べ、投資家向けにレポートを提供します。証券アナリストの分析は、個人投資家や機関投資家の資産運用において重要な参考資料となります。

CMA(Chartered Member of the Securities Analysts Association of Japan)

CMAとは、「日本証券アナリスト協会認定アナリスト(Chartered Member of the Securities Analysts Association of Japan)」の略で、企業の財務内容や経済情勢、金融市場などを専門的に分析する高度な資格です。 取得には、日本証券アナリスト協会が主催する講座の修了と試験の合格が必要で、金融業界で高い専門性を証明する資格とされています。CMAの有資格者は、証券会社や運用会社、保険会社などで、企業分析、投資判断、資産運用戦略の立案などに関わるプロフェッショナルとして活躍しています。

CFA(Chartered Financial Analyst)

CFAとは、「Chartered Financial Analyst(チャータード・ファイナンシャル・アナリスト)」の略で、世界的に認められた金融と投資の専門資格のことを指します。特に資産運用や証券分析、ポートフォリオ管理の分野で高い信頼性を持ち、多くの投資会社や金融機関で重視されている資格です。この資格を取得するには、3段階の試験に合格する必要があり、試験内容は非常に専門的かつ実践的です。また、一定の実務経験や職業倫理に関する要件も求められるため、CFAを持っている人は高度な金融知識と倫理観を備えたプロフェッショナルとして評価されます。

市場予想(コンセンサス)

市場予想(コンセンサス)とは、経済指標や企業業績に関して、証券会社や調査機関のアナリストたちが発表前に予測した平均的な見通しのことです。 たとえば、米国の雇用統計やGDP成長率、企業の決算発表などについて「どのくらいの数値になるか」を専門家たちが事前に予測し、それらを平均した値が「市場予想」として示されます。 投資家はこの市場予想と実際の結果(実績値)を比較して、相場がどのように反応するかを判断します。たとえば、雇用者数が市場予想を大きく上回れば景気に対する安心感から株価が上昇しやすく、逆に予想を下回ると景気懸念から株価が下がることがあります。 このように、市場予想は資産運用における重要な判断材料の一つであり、発表前後の値動きを予測する際に広く活用されています。

リスク許容度

リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。

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投資銀行とは、一般の人が利用する「預金」や「ローン」などのサービスを行う普通の銀行とは異なり、企業や政府などの大口の顧客を対象に、資金調達や企業の合併・買収(M&A)、株式や債券の発行などをサポートする金融機関のことです。 たとえば、企業が上場して株式を市場に出す際には、投資銀行がその手続きや価格設定などを支援します。個人投資家にとっては、投資銀行が関わった案件を通じて投資の機会が生まれることもあります。資産運用の世界では、こうした投資銀行の動きや発表が市場に大きな影響を与えることがあるため、その役割を理解しておくことは重要です。

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