英字入り証券コードの概要と影響を知りたい
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2025/07/01 14:51
男性
40代
ニュースで「2024年から英字を含む新しい証券コードが始まった」と知りました。これまで4桁数字に慣れていたため、どんな見た目になるのか、既存銘柄のコードが変わるのか不安です。導入背景と実務上の留意点を教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
2024年1月から、上場銘柄増加への備えとして4桁数字に英字1文字を組み込む新規格が導入されました。コードは「130A」「9A76」のように先頭または3桁目に大文字アルファベットが入り、割り当て可能数が大幅に拡張されます。既存銘柄の4桁数字は変更されず、新旧コードが併存する移行期間が続くため、投資家は両形式を併せて把握する必要があります。発注や情報検索の際には英字の位置・大文字小文字・桁数を確認し、銘柄の新旧を意識することで入力ミスや取り違えを防ぎましょう。証券会社の取引システムや情報端末は対応済みですが、自作の管理シートやAPI連携ツールを利用している場合は英字入りコードを受け付ける設定かどうかも点検しておくと安心です。
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証券コード
証券コードは、東京証券取引所などに上場している株式や投資信託に割り当てられた四桁の数字で、売買注文の入力や価格情報の確認をするときに企業名の代わりに使われます。同じ企業が複数の株式を発行していても、銘柄ごとに固有の番号が付けられるため、取引システムやニュースで誤認が起きにくく、投資初心者でも簡単に銘柄を特定できます。
銘柄コード
銘柄コード(証券コード)とは、株式やETF、REITなど、証券取引所に上場している金融商品を識別するための4桁のコードです。これまでは「7203(トヨタ自動車)」「6758(ソニーグループ)」のように、数字4桁の形式が一般的でした。 しかし、コードの枯渇を見据え、2024年1月以降に新たに上場する銘柄からは、アルファベットを組み込んだ「英数字4桁」の新形式が導入されています。既存の数値コードは引き続き使用され、新形式は新規銘柄にのみ適用される仕組みです。 新たなルールでは、4桁のうち2桁目または4桁目にアルファベット(視認性の低いI・O・Qなど7文字を除いた19文字)を使用します。たとえば最初に割り当てられた「130A」のように、今後は「131A」「132A」…と順にアルファベットが進み、使い切ると次は2桁目に文字が使われる予定です。形式は従来と同様、常に4文字で統一されます。 そのため、現在の日本市場では次の2種類の銘柄コードが併存しています。 数字のみの4桁コード(例:7203)…過去に上場した既存銘柄 英数字の4桁コード(例:130A)…2024年以降の新規上場銘柄 なお、米国市場などで使われるティッカーコード(例:AAPL、MSFT)はアルファベットのみで構成され、文字数も変動しますが、日本の銘柄コードは4文字固定で、証券会社の取引画面や株価情報サイトでも従来どおり扱われます。