ホームインスペクションにかかる費用と時間は?
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2025/07/31 08:17
男性
30代
中古住宅を購入する際、トラブル防止のためホームインスペクションを受けたいのですが、費用や所要時間がどれくらいか気になっています。マンションと一戸建ての違いや、オプション調査で費用がどう変わるか具体的に教えてもらえますか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ホームインスペクション(住宅診断)の基本調査費用は、一般的な区分所有マンションで約4万〜6万円、一戸建てでは約5万〜7万円が相場です。費用は物件の築年数や大きさ、階数などで変動し、古い建物や広い物件の場合は費用が高くなります。
基本調査には、専門家による目視調査が含まれますが、さらに詳細な調査を希望する場合には追加費用が発生します。具体的には、赤外線カメラを用いた断熱性能チェックや、床下や屋根裏への侵入調査、シロアリ調査、配管内部を内視鏡で調べるといった項目があり、これらを追加すると1項目あたり約1.5万〜4万円が上乗せされます。複数項目を同時に依頼すると、合計で10万円前後になることもあります。
調査にかかる時間は、マンションではおよそ1〜2時間、一戸建てでは2〜4時間程度が目安です。調査完了後は、写真を添付した詳細な報告書が作成され、3日〜1週間ほどで依頼者の手元に届きます。
費用は通常、診断を依頼した買主が負担しますが、場合によっては売主側が物件の価値を明確にする目的で費用を負担してくれるケースもあります。交渉次第のため、事前に確認すると良いでしょう。
資産運用の視点から見ても、ホームインスペクションは重要です。数万円の費用をかけることで、購入後に発生する可能性のある数十万〜数百万円規模の修繕リスクを事前に把握し、計画的に対処できます。諸費用総額が物件価格の6〜8%に収まるかを確認し、資金計画に余裕をもたせることが大切です。
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ホームインスペクション
ホームインスペクションとは、住宅の購入や売却の際に、専門の建築士などが建物の状態を調査・診断することを指します。主に中古住宅で利用されることが多く、屋根や外壁、基礎、配管、電気設備などが適切に機能しているか、安全性に問題がないかなどをチェックします。これにより、購入後に思わぬ修繕費が発生するリスクを事前に減らすことができます。不動産投資においては、物件の価値や将来の維持コストを判断するうえで、非常に重要な手続きのひとつです。 初心者の方にとっては、物件の見た目だけで判断せず、ホームインスペクションの結果を活用することで、安心して投資判断ができるようになります。
区分所有マンション
区分所有マンションとは、建物全体の中で各住戸を個別に所有できる形態のマンションのことです。例えば、5階建てのマンションの3階の一室だけを購入して自分の所有とするような場合です。このとき、室内(専有部分)はその所有者のものであり、廊下やエレベーターなどの共用部分は他の所有者と共同で管理する仕組みになっています。 法律的には「区分所有法」というルールに基づいており、不動産投資でも人気のある形態です。少額から始められることや管理組合による共用部分の維持管理が行われるため、投資初心者にとっても扱いやすい物件の一つです。ただし、共用部分の修繕積立金や管理費などのランニングコストがある点には注意が必要です。
目視調査
目視調査とは、専門家が建物の状態を肉眼で確認し、劣化や損傷、不具合の有無を判断する調査方法のことです。建物のインスペクション(建物状況調査)において基本となる工程で、外壁のひび割れ、屋根のズレ、配管の漏れ、設備機器の劣化などを直接見て記録・評価します。 調査は主に手が届く範囲や照明器具を使って確認可能な範囲で行われますが、天井裏や床下など見えにくい場所にはファイバースコープや鏡などの道具が使われることもあります。目視調査は非破壊で行えるため、建物に傷をつけることなく現状を把握でき、簡便でありながらも有用な診断手段として広く用いられています。不動産投資や中古住宅の購入時には、この目視調査を通じて重大なリスクの兆候を早期に発見することが期待されます。