住宅ローンの審査期間はどの程度ですか?事前審査・仮審査・本審査それぞれの目安を教えて下さい。
住宅ローンの審査期間はどの程度ですか?事前審査・仮審査・本審査それぞれの目安を教えて下さい。
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2025/11/07 10:19
男性
30代
住宅ローンの事前審査・仮審査・本審査の違いや、それぞれの審査にかかる期間を詳しく知りたいです。一般的にどのくらいの時間で結果が出るのか、必要な書類には何があるのか、また審査に落ちる主な理由や通過率の目安についても教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
住宅ローン審査の期間は、仮審査が通常2〜5営業日、本審査が7〜14営業日ほどです。仮審査では主に年収や勤続年数、信用情報などを基に「返済能力があるか」を機械的に判断し、本審査では銀行と保証会社が書類の正確性や物件の担保価値、団体信用生命保険(団信)の可否などを総合的に審査します。
提出書類は本人確認書類、住民票、源泉徴収票や確定申告書、在籍証明、物件資料などが中心です。自営業者は3期分の確定申告書や決算書が求められます。書類の不備や金額の不一致は審査遅延の原因になるため、正確さが重要です。
審査に落ちる主な理由は、返済負担率の超過、信用情報の傷、勤続年数の短さや雇用の不安定さ、収入減少、団信での告知不備、物件の担保評価不足などです。仮審査の通過率は7〜9割、本審査では6〜8割程度が目安とされています。
スムーズに通すには、返済比率を年収から逆算し、キャッシング枠や不要なカードを整理、延滞を避け、自己資金を十分に準備することが効果的です。また、物件選びも担保評価に影響するため注意が必要です。全体として、仮審査数日・本審査1〜2週間を見込み、正確な書類と安定した属性を整えることが合格への近道です。
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信用情報とは、個人や企業の過去から現在までの借入や返済、クレジットカード利用履歴、ローン契約状況などを記録した情報のことです。これらは信用情報機関という専門の機関に集められ、金融機関は新たな融資やクレジット契約の審査を行う際に参照します。 たとえば住宅ローンを申し込むとき、過去の延滞や借入残高などがチェックされ、返済能力の判断材料となります。資産運用を行ううえでも、信用情報が良好であれば低い金利で融資を受けられる可能性が高まり、投資計画の選択肢が広がります。逆に信用情報が傷つくと、資金調達が難しくなり運用戦略にも影響します。
団体信用生命保険(団信)
団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んだ人が亡くなったり高度障害になったりした場合に、その時点のローン残高が保険金で返済される保険です。多くの場合、住宅ローンを借りる際に金融機関が加入を条件とすることがあり、略して「団信(だんしん)」とも呼ばれます。 この保険に加入しておけば、万が一のことがあった際に遺族がローンを引き継ぐ必要がなくなり、家に住み続けることができるため、大きな安心材料になります。保障の範囲は、死亡や高度障害に限らず、がんや三大疾病、就業不能までカバーするタイプもあり、ライフスタイルに応じて選ぶことができます。
担保評価
担保評価とは、お金を貸す側が、借り手から差し入れられた担保資産の価値を見積もることを指します。たとえば、不動産や株式、有価証券などが担保として提供された場合に、それらが万が一返済されなかったときにどれだけ回収できるかを判断するため、担保の市場価値や換金性を評価します。 この評価額は、貸し出せる金額の上限や金利条件の設定に大きく関わります。一般に担保評価額は市場価格よりも安全側に見積もられ、一定の「掛け目(かけめ)」を差し引いて計算されることが多く、これは価格変動や売却時のリスクを織り込んでいるためです。 担保評価は、金融機関による融資審査や、証券担保ローン、不動産担保ローンなどの取引において不可欠なプロセスであり、貸し倒れリスクを管理するうえで非常に重要な役割を果たします。借りる側にとっても、評価額次第で借入可能額や条件が変わるため、担保となる資産の価値を正しく把握しておくことが大切です。




