確定申告をしたあと、還付金はいつ振り込まれますか?
確定申告をしたあと、還付金はいつ振り込まれますか?
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2026/02/09 10:13
女性
30代
確定申告を行ったあと、還付金が実際にいつ振り込まれるのか知りたいです。申告方法(e-Taxか書面提出)によって振込までの期間に差があるのか、また申告内容の確認や修正が入った場合に入金時期が遅れることはあるのでしょうか。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
確定申告後の還付金は、申告内容に問題がなければ「申告から1か月〜1か月半程度」が一般的な目安です。特に還付申告は、税務署での処理が完了すると指定口座へ振り込まれます。
申告方法による差としては、e-Tax(電子申告)のほうが事務処理が早く進みやすく、概ね「数週間(目安:3週間程度)」で入金に至るケースがあります。一方、書面提出(窓口・郵送)は入力や確認工程が増えるため、相対的に時間がかかりやすい傾向です。
入金が遅れる典型は、税務署側で内容確認や照会が入る場合です。たとえば口座情報の誤り、添付書類不足、控除内容の整合性確認(医療費控除・寄附金控除・住宅ローン控除など)があると、追加提出や修正対応が必要となり、その分だけ振込が後ろ倒しになります。繁忙期(2〜3月)も処理が長引きやすい点に注意しましょう。
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関連する専門用語
確定申告
確定申告とは、1月1日から12月31日までの所得を計算して翌年の2月16日から3月15日に申告し、納税する手続き。多くの会社では年末調整を経理部がしてくれるが、確定申告をすると年末調整では受けられない控除を受けることができる場合もある。確定申告をする必要がある人が確定申告をしないと加算税や延滞税が発生する。
還付金
還付金とは、給与や年金などから源泉徴収された税額、または自分で納付した税額が、確定申告による再計算の結果、実際に負担すべき税額を上回っている場合に、国や自治体から納税者へ返還されるお金のことです。 医療費控除や住宅ローン控除などを適用すると税額が減り過払いが生じやすく、還付申告や更正の請求を通じて手続きを行うと、指定した金融機関口座に振り込まれます。 振込時期は申告方法や混雑状況によって異なりますが、e-Taxでマイナンバーカードと電子署名を用いて提出すると審査がスムーズになり、受取までの期間を短縮できる傾向があります。
e-Tax
e-Taxとは、国税庁が運営するインターネット上の税務手続きシステムで、所得税の確定申告や源泉所得税の納付などを自宅や職場からオンラインで行えるサービスです。 紙の申告書を税務署へ持参・郵送する必要がなくなり、24時間いつでも送信できるうえ、申告ミスの自動チェックや過去データの再利用といった利便性があり、手続き時間の短縮や控除額の自動計算による精度向上に役立ちます。 また、電子納税と連携すれば振替納税の手数料が不要となり、税金の支払いもスムーズになります。マイナンバーカードとICカードリーダー、あるいはスマートフォンの対応アプリを利用して本人認証を行うため、セキュリティ面でも高い安全性が確保されています。
還付申告
還付申告とは、給与や年金などから源泉徴収された所得税が実際に納めるべき税額より多かった場合に、その差額(還付金)の返還を受けるために提出する確定申告書のことです。 医療費控除や住宅ローン控除などの各種控除を適用すると税金が戻るケースが多く、通常の確定申告期間(毎年3月15日まで)を待たずに翌年1月から提出できます。また、申告期限から5年以内であればさかのぼって請求できるため、過去の年分についても還付を受けられる可能性があります。 手続きは税務署の窓口のほか、マイナンバーカードを用いたe-Taxでオンライン送信する方法もあり、振込先口座を入力しておけば還付金が直接入金されるので便利です。
控除
控除とは、税額や保険料などを計算する際に、一定の金額や要素を差し引いて基準となる数値を調整する仕組みを指します。 この用語は、税金や社会保険料の計算過程を理解する場面で頻繁に登場します。給与明細や確定申告、年末調整などにおいて、「なぜその金額が課税対象になるのか」「なぜ手取りがこうなるのか」を説明する際の前提概念として使われます。支払う金額そのものを直接示す言葉ではなく、計算の途中段階で用いられる調整要素として位置づけられます。 誤解されやすい点として、控除が「戻ってくるお金」や「もらえる給付」と理解されることがあります。しかし、控除は支給や還付を意味するものではありません。あくまで、課税や算定の対象となる基準を小さくする仕組みであり、結果として負担が軽く見えるだけです。控除額=得をした金額と単純に考えてしまうと、制度の効果を過大に評価してしまう判断ミスにつながります。 また、「控除が多いほど必ず有利」という理解も注意が必要です。控除は、個人の事情や制度上の考え方を反映するための調整手段であり、すべての控除が同じ意味や効果を持つわけではありません。どの段階で、どの基準から差し引かれる控除なのかによって、実際の影響は大きく異なります。この違いを意識せずに控除額の大小だけを見ると、税や保険料の仕組みを誤って捉えてしまいます。 控除を理解するうえで重要なのは、「何を減らしているのか」という点です。収入そのものを減らしているのか、課税対象を減らしているのか、計算結果の税額を直接減らしているのかによって、意味合いは変わります。この用語は、負担を軽くする魔法の言葉ではなく、制度を公平に運用するための調整装置として捉えるべきものです。控除は、税や社会保険の計算構造を読み解くための基礎的な前提概念です。





