SBI生命は「やばい」「危ない」と言われる理由は本当にあるのでしょうか?
SBI生命は「やばい」「危ない」と言われる理由は本当にあるのでしょうか?
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2026/01/08 11:09
男性
40代
SBI生命について「やばい」「危ない」という声をネットで見かけ、不安になっています。保険会社としての経営の安全性に問題があるのか、商品にリスクがあるのか、どの点を心配すべきなのか分かりません。こうした評判が出る背景や実際に注意すべき点を教えていただきたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
SBI生命が「やばい」「危ない」と言われることがありますが、結論として、公開されている財務指標を見る限り、経営が直ちに不安定と判断すべき材料はありません。ソルベンシー・マージン比率は一般的な健全性の目安である200%を大きく超えており、生命保険契約者保護機構にも加入しているため、仮に将来経営に問題が生じても契約が即座に失われる仕組みではありません。
一方で、ネット上で「危ない」と言われがちな背景には、商品や仕組みへの理解不足が関係しています。保険料が安いと「裏があるのでは」と感じられやすいものの、実際はネット販売中心で人件費を抑え、掛け捨て型の商品設計によって保険料が低く設定されているという構造要因が中心です。また、外貨建て保険などの貯蓄・投資性商品は為替変動や手数料負担によって元本割れのリスクがあり、ここを理解しないまま加入すると期待と異なる結果となり、「やばい」という評価につながることがあります。
さらに、手続きが対面よりやや煩雑に感じられることや、口コミでの個別の不満が誇張され、会社全体への不安として語られがちです。実際に注意すべき点は、会社の経営不安ではなく、検討している商品のリスクや仕組みを自分がどこまで理解できているかという点です。SBI生命が危険なのではなく、自分の目的に合う保障かどうかを丁寧に確認する姿勢が重要になります。
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ソルベンシー・マージン比率
ソルベンシー・マージン比率とは、保険会社がどれだけ予想外のリスクに耐えられるかを示す指標のことです。たとえば、大地震や大事故のような予測できない大きな支払いが必要になった場合に、その保険会社がしっかりと対応できるかどうかを判断するために使われます。 この比率が高ければ高いほど、経営の安定性があり、万が一のときでも契約者に対する保険金の支払い能力があると見なされます。保険会社の健全性をチェックする上でとても重要な数字です。
保険契約者保護機構
保険契約者保護機構とは、万が一、保険会社が経営破綻した場合に、契約者の保険契約を保護するために設立された公的な法人です。生命保険会社や損害保険会社がこの機構に加入しており、破綻時には一定の補償や契約の引き継ぎを行う仕組みが整えられています。 たとえば、生命保険の契約があっても、保険会社が破綻すると通常は支払いが困難になりますが、この機構が関与することで契約内容の一部が維持され、最低限の保障が確保されます。資産運用の観点からは、長期契約となる保険商品に安心して加入できるようにするためのセーフティネットとして、保険契約者保護機構の存在は非常に重要です。加入している保険会社がこの制度に加入しているかを確認することは、安全性の判断材料にもなります。
掛け捨て保険
掛け捨て保険とは、一定期間の保障を得ることに特化した保険で、保険期間が終わった後に保険料が戻ってこないタイプの保険です。代表的なものに、定期型の生命保険や医療保険があります。保障が必要な期間に絞って加入できるため、毎月の保険料を安く抑えられるのが大きな特徴です。貯蓄機能はないものの、万一に備えるコストパフォーマンスが高く、特に子育て世代や住宅ローン返済中など、一時的に大きな保障を必要とする方に適しています。「お金が戻らないから損」と感じる方もいますが、必要な時期に必要な保障を効率よく確保する手段として、多くの方に利用されています。
外貨建て保険
外貨建て保険とは、保険料の支払いや保険金の受け取りなどが、日本円ではなく米ドルや豪ドルなどの外貨で行われる保険商品のことをいいます。主に終身保険や年金保険の形で提供されており、日本国内の低金利環境に対する対策として注目されることがあります。 外貨建て保険の魅力は、円建ての保険よりも高い利回りが期待できる点ですが、その反面、為替レートの変動によって実際に受け取る金額が目減りするリスクもあります。また、為替手数料や解約時のコストがかかることもあるため、加入する際には仕組みをしっかり理解し、自分の資産運用方針やリスク許容度に合っているかを見極めることが大切です。特に長期で保有する場合には、為替動向や国際情勢にも一定の関心を持つ必要があります。
為替リスク
為替リスクとは、異なる通貨間での為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動し、損失が生じる可能性のあるリスクを指します。 たとえば、日本円で生活している投資家が米ドル建ての株式や債券に投資した場合、最終的なリターンは円とドルの為替レートに大きく左右されます。仮に投資先の価格が変わらなくても、円高が進むと、日本円に換算した際の資産価値が目減りしてしまうことがあります。反対に、円安が進めば、為替差益によって収益が増える場合もあります。 為替リスクは、外国株式、外貨建て債券、海外不動産、グローバルファンドなど、外貨に関わるすべての資産に存在する基本的なリスクです。 対策としては、為替ヘッジ付きの商品を選ぶ、複数の通貨や地域に分散して投資する、長期的な視点で資産を保有するなどの方法があります。海外資産に投資する際は、リターンだけでなく、為替リスクの存在も十分に理解しておくことが大切です。



