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資産1000万円超えたら早いと聞きました。なぜですか?

資産1000万円超えたら早いと聞きました。なぜですか?

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2026/01/29 12:16


女性

30代

question

資産運用について調べている中で、「資産が1,000万円を超えると増えるスピードが一気に早くなる」といった話をよく目にします。なぜ1,000万円が一つの目安とされるのか、金額によって運用成果に違いが出る仕組みがあるのかが分かりません。考え方や背景を教えてください。


回答

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

資産が1,000万円を超えると増えるスピードが早くなると言われるのは、制度上の特別な境界があるからではなく、運用の仕組み上、増え方の見え方が変わるためです。資産運用のリターンは年率〇%といった割合で決まるため、元本が大きいほど増える金額も大きくなります。例えば年5%で運用した場合、100万円では年5万円の増加ですが、1,000万円では年50万円となり、金額ベースでの変化が実感しやすくなります。

また、資産形成の初期段階では、資産が増える主な要因は毎月の積立などの入金です。しかし資産額が大きくなるにつれて、運用益そのものが増加の中心になっていきます。1,000万円前後になると、年間の運用益が数十万円規模となり、積立額と並ぶ存在感を持つため、資産が加速して増えているように感じやすくなります。

さらに、この水準に達すると、生活費の備えがある程度確保され、値動きに過度に反応せずに長期運用を続けやすくなります。分散投資や低コスト運用を意識しやすくなり、結果として途中で運用をやめにくくなることも、成果が出やすくなる背景です。1,000万円は特別な魔法の数字ではなく、複利効果と投資行動の安定が重なり、運用の手応えを感じやすくなる一つの通過点と考えるのが適切でしょう。

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複利

複利とは、利息などの運用成果を元本に加え、その合計額を新たな元本として収益拡大を図る効果。利息が利息を生むメリットがあり、運用成果をその都度受け取る単利に比べ、高い収益を期待できるのが特徴。短期間では両者の差は小さいものの、期間が長くなるほどその差は大きくなる。

運用利回り

運用利回りとは、投資したお金がどれくらいの利益を生み出しているかを示す指標で、投資成果を年単位の割合(パーセント)で表したものです。たとえば、100万円を1年間運用して5万円の利益が出た場合、運用利回りは5%になります。利回りには「表面利回り」「実質利回り」などいくつかの種類がありますが、いずれも投資判断の基準として重要な役割を果たします。 運用利回りは高いほど利益が大きいことを意味しますが、その分リスクも高くなる可能性があります。資産運用を行う際は、自分のリスク許容度や運用期間に合った利回りを目指すことが大切です。特に長期投資では、利回りの違いが将来の資産額に大きな影響を与えるため、よく理解しておくべき基本的な概念です。

元本

元本とは、投資や預金を始めるときに最初に出すお金、つまり「もともとのお金」のことを指します。たとえば、投資信託に10万円を入れた場合、その10万円が元本になります。 運用によって利益が出れば、元本に運用益が加わって資産は増えますが、損失が出れば元本を下回る「元本割れ」の状態になることもあります。 元本が保証されている商品(例:定期預金、個人向け国債など)もありますが、多くの投資商品では元本保証がないため、どれくらいのリスクを取るかを理解しておくことが大切です。

積立投資

積立投資とは、一定のサイクル(例:毎月や毎週など)で、あらかじめ決めた金額ずつ同じ銘柄や投資信託などを購入していく投資手法です。 この方法は、一度にまとまった資金を投じる「一括投資」とは異なり、少額から始められるのが特徴です。また、購入時期を複数回に分散できるため、相場が高いタイミングで一度に大量購入してしまうリスク(いわゆる高値づかみ)を抑えられると期待されています。 具体的には、「相場が下がったときはより多くの口数や株数を買える」「相場が高いときは割高な投資を抑えられる」という形で、平均取得単価が平準化される効果があります。この仕組みは英語で「ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging)」とも呼ばれ、特に長期運用を考えている初心者からベテランまで、多くの投資家が活用している戦略です。 ただし、積立投資を行ったからといって必ずリスクが軽減されるわけではなく、投資対象自体の価格が大きく下落した場合には損失が出る可能性もあります。したがって、積立する商品や期間、目標リスクなどをしっかり考えたうえで、自分の資産配分に合った方法を選ぶことが大切です。

分散投資

分散投資とは、資産を安全に増やすための代表的な方法で、株式や債券、不動産、コモディティ(原油や金など)、さらには地域や業種など、複数の異なる投資先に資金を分けて投資する戦略です。 例えば、特定の国の株式市場が大きく下落した場合でも、債券や他の地域の資産が値上がりする可能性があれば、全体としての損失を軽減できます。このように、資金を一カ所に集中させるよりも値動きの影響が分散されるため、長期的にはより安定したリターンが期待できます。 ただし、あらゆるリスクが消えるわけではなく、世界全体の経済状況が悪化すれば同時に下落するケースもあるため、投資を行う際は目標や投資期間、リスク許容度を考慮したうえで、計画的に実行することが大切です。

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