専門用語解説
金利敏感銘柄
金利敏感銘柄とは、金利の変動によって業績や価格が大きく影響を受ける銘柄のことを指します。代表的な業種には、銀行、保険会社、不動産関連企業、公益企業(電力・ガス)、REIT(不動産投資信託)などがあります。
金利が変動することで、これらの銘柄の業績にさまざまな影響が生じます。例えば、銀行や保険会社は、金利が上昇すると貸し出し金利や運用利回りが上がるため、収益が向上しやすくなります。一方で、不動産関連企業やREITは、借入コストの増加により業績が悪化しやすくなります。また、公益企業は設備投資に多額の資金を必要とするため、金利が上昇すると資金調達コストが増加し、利益が圧迫される傾向があります。
金利動向を把握することで、これらの銘柄の値動きを予測しやすくなります。一般的に、金利が上昇する局面では銀行や保険会社の銘柄が注目され、金利が低下する局面では不動産関連銘柄や公益企業の銘柄が選好されやすくなります。したがって、投資判断において金利の動向を意識することが重要となります。