チューリッヒ生命「くらすプラスZ」の特徴を教えてください。
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2025/06/25 09:54
男性
30代
入院や在宅療養で働けなくなった際の生活費を補う保険を検討しています。「くらすプラスZ」は短期と長期を同時にカバーすると聞きますが、具体的にどのような給付条件や保険料設定になっているのでしょうか。ネット型ゆえのメリットも含めて教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
「くらすプラスZ」は、短期・長期の両面から働けなくなった際の収入減少に備える定期型の就業不能保険です。短期収入サポートでは、病気やケガによる入院と在宅療養が同一月に合計10日以上となった場合、長期給付金の50%にあたる月額(5〜15万円)が支給されます。
免責期間がなく、就業不能1か月目から給付対象となる点は、他社商品と比較して大きな特徴です。給付は最大60回まで受け取れます。
長期収入サポートは、所定の高度障害状態や障害等級1・2級(精神疾患は1級のみ)に該当した場合に適用され、契約満了まで毎月10〜30万円の給付が継続されます。再認定不要・生存支払保証期間2年の設計により、長期的な家計安定に寄与します。
インターネット完結型のため保険料が抑えられており、例えば45歳男性・月額給付10万円・60歳満了プランで月額1,980円程度(女性は約1,330円)と比較的低コストです。さらに、短期給付を外す「短期収入サポート月額給付金免責特則」を付けることで保険料はさらに下がり、公的制度(傷病手当金)や自己資金で短期に対応できる会社員には効率的な選択肢となります。
なお、精神疾患に起因する在宅療養は短期給付の対象外ですが、長期給付については障害等級1級に該当すれば支給対象となります。主婦や自営業者も加入可能で、ライフスタイルに応じて短期・長期の保障を柔軟に設計できる点が本商品の強みです。特に、一馬力世帯や固定支出の大きい家庭において、キャッシュフローリスクを総合的にカバーする実用的な選択肢として注目されています。
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就業不能保険
就業不能保険とは、病気やけがで働けなくなり、収入が得られなくなった場合に、一定期間ごとに保険金が支払われる民間の保険商品です。この保険は、入院や自宅療養などで仕事を続けられない状況が長引いたときに、生活費やローン返済などの家計の負担を軽減するために設けられています。 公的な障害年金制度ではカバーしきれない部分を補う目的があり、自営業者やフリーランスなど、収入の保障が不安定な人に特に注目されています。保障内容や支払期間、免責期間などは契約ごとに異なるため、自分の職業やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
免責期間
免責期間とは、保険契約が開始してから一定の期間、保険金の支払い対象とならない期間のことを指します。 たとえば生命保険や医療保険では、契約を結んですぐに保障が始まるわけではなく、契約後しばらくの間に起きた死亡や入院に対しては、保険金が支払われなかったり、一部のみの支払いに制限されているケースがあります。 この免責期間は、不正な保険金請求を防ぐことや、加入時の健康状態が不確かな場合のリスクを保険会社が抑えるために設けられています。特に、健康状態の告知が不要な「無告知型保険」や、加入しやすいタイプの保険商品では、免責期間の内容が重要な意味を持つため、加入前にしっかり確認しておくことが大切です。
精神疾患
精神疾患とは、心の働きや感情、思考、行動などに何らかの支障が生じ、日常生活に困難をきたす状態を指します。うつ病や不安障害、統合失調症、双極性障害などさまざまな種類があり、症状の現れ方や重さも人によって異なります。 精神疾患は特別な人だけに起こるものではなく、誰にでも起こり得るものであり、適切な治療や支援を受けることで改善が期待できます。資産運用の観点では、長期にわたり働けない状態になる可能性を考慮し、収入保障保険や医療保険、障害年金の制度などと関連づけて理解することが重要です。