個別債券を購入するメリットを教えて下さい
解決済み
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2024/06/04 00:23
男性
40代
分散投資の一環で、債券投資を検討しています。株に、投資信託と個別株があるように、債券にも債券型投資信託と個別債券があることを知りました。個別債券を購入するメリットを教えて下さい。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
個別債券に投資するメリットには以下3つがあります。
①どの銘柄に投資するか自ら選択できる
②利息(クーポン)を直接得られる
③満期を踏まえた投資戦略の実行が可能
債券型投資信託や債券ETFの場合、自分で銘柄を選ぶことができず、利益は分配金の形で受け取ることになり、満期も個別債券とは異なります。
個別債券と債券型投資信託、債券ETFのメリット・デメリットは表裏の関係にあるものが多いので、志向性に合わせて検討することをお勧めします。
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債券
債券(サイケン、英語表記:Bond)とは、発行者が投資家に対して将来一定の金額を支払うことを約束する金融商品です。 国や地方自治体、企業などが資金を調達する目的で発行し、投資家はこれを購入することで、定期的に利息(クーポン)を受け取ります。満期が来ると、投資した本金が返済されます。 債券はリスクが比較的低く、安定した収入を求める投資家に選ばれることが多いです。 また、市場で自由に売買が可能であるため、流動性も確保されています。債券市場は世界的にも広がりを見せており、多様な投資戦略に利用されています。
社債
社債とは、企業が事業資金を調達するために発行する「借金の証書」のようなものです。投資家は社債を購入することで企業にお金を貸し、その見返りとして、あらかじめ決められた利息(クーポン)を一定期間ごとに受け取ることができます。満期が来れば、企業は投資家に元本を返済します。 銀行からの融資とは異なり、社債は不特定多数の投資家から直接資金を集める方法であり、企業にとっては柔軟かつ効率的な資金調達手段です。 投資家にとって社債の魅力は、株式に比べて価格の変動が小さく、定期的な利息収入が得られる点にあります。一方で、発行体である企業が経営破綻した場合、元本が戻らないリスクがあるため、信用格付けや業績などを十分に確認することが重要です。 安定的な収益を目指しつつ、リスク管理も重視する投資家にとって、社債はポートフォリオの中核を担いうる資産クラスのひとつです。