投資の知恵袋
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学資保険に入らない理由にはどのようなものがありますか?
回答済み
1
2025/09/09 09:01
男性
30代
子どもの教育資金を準備する方法として学資保険がよく紹介されていますが、必ずしも加入する必要はないとも聞きました。資産運用の知識があまりない私には、なぜ学資保険に入らない人がいるのか、その理由がよく分かりません。あえて入らない理由にはどんなものがあるのでしょうか?
回答をひとことでまとめると...
学資保険は安全性はあるものの利回りが低く、途中解約で元本割れのリスクもあり、資金の柔軟性を重視する人には不向きです。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
学資保険に入らない理由はいくつか考えられます。まず大きなポイントは「利回りの低さ」です。学資保険は保険商品なので、満期での受け取りが約束されている安心感はありますが、投資信託や株式などと比べると増える効率はあまり高くありません。特に近年は金利が低いため、返戻率もあまり魅力的ではないケースが多いです。
次に「途中解約のリスク」があります。学資保険は長期間の契約を前提にしているため、途中で解約すると元本割れしてしまう可能性があります。教育資金は必要になる時期が決まっているので、「使いたい時に自由に引き出せない」という点はデメリットと感じる方も少なくありません。
さらに、「保障と貯蓄を一体にした仕組み」そのものを避ける人もいます。もし保障が必要であれば生命保険に加入し、資産を増やしたいならNISAや投資信託などを利用する方が、コストや柔軟性の面で有利になる場合があるからです。機能を分けて考えたほうが合理的という考え方です。
このように、学資保険は「安全に確実に積み立てたい」という人には向いています。しかし、「効率的に資産を増やしたい」あるいは「必要なときに自由に資金を使いたい」という人にとっては使い勝手が悪いため、加入を選ばない人もいるのです。
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関連質問
2025.08.20
“学資保険の代わりとなる金融商品を教えてください。”
A. 代表的な代替手段は、定期預金や個人向け国債などの安全資産、NISAを活用した投資信託などが挙げられます。保険商品を含めて、複数の手段を組み合わせるのが一般的です。
2025.08.20
“「学資保険はいらない」という意見がありますが、本当ですか?”
A. 一律に「いらない」とは言えません。学資保険は、低金利環境では運用効率が悪く、インフレリスクもあります。ただし、強制貯蓄効果や保障機能には価値があり、個人の状況や価値観次第では使いやすい商品です。
2025.09.10
“学資保険をおすすめしない人やいらない人はどんな人ですか?”
A. 学資保険は「確実に学費を準備したい人」には有効ですが、柔軟性や高い利回りを重視する人には不向きです。
2025.09.09
“学資保険はいつからいつまで入れるのでしょうか?”
A. 学資保険は子どもが小さいうちに加入するのが一般的で、大学入学など教育費が必要な時期に受け取れるよう設計されています。
2025.08.20
“学資保険を途中で解約するときのデメリットや注意点を教えてください。”
A. 解約のタイミングが早期ほど解約返戻金が低くなり、払込免除などの保障も失います。資金不足の場合は契約者貸付や払済への変更を検討し、手数料や条件を約款で必ず確認しましょう。
2025.09.09
“学資保険は返戻率の高さで選べばよいですか?他に選び方のポイントはありますか?”
A. 学資保険は返戻率だけで選ぶのは危険です。支払計画の無理のなさ、保障内容、受取方法や保険会社の信頼性も総合的に比較することが大切です。
関連する専門用語
学資保険
学資保険とは、子どもの教育資金を計画的に準備するための保険商品で、一定期間保険料を支払うことで、子どもの進学時期(中学・高校・大学入学など)に合わせて祝い金や満期保険金が受け取れる仕組みになっています。保険であるため、契約者(通常は親)に万が一のことがあった場合でも、以後の保険料の支払いが免除され、満期時には予定どおりの給付金が支払われる点が大きな特徴です。 貯蓄機能と保障機能が組み合わさっており、「教育費を積み立てながら万一に備えたい」と考える家庭に人気があります。ただし、途中解約すると元本割れするリスクがあるため、長期的な資金計画としての活用が前提となります。初心者の方にとっては、預貯金とは違う形で将来の教育資金を準備できる手段のひとつとして、選択肢に入れて検討する価値があります。
返戻率
返戻率とは、生命保険や学資保険などの貯蓄型保険において、支払った保険料の総額に対して、満期や解約時に受け取れる金額(解約返戻金や満期保険金)がどのくらいの割合で戻ってくるかを示す指標です。たとえば、200万円の保険料を支払って、満期時に220万円を受け取れる場合、返戻率は110%となります。 この数値が100%を上回れば「支払った保険料より多く戻る」、下回れば「元本割れ」ということになります。返戻率は商品選びの際の比較指標としてよく使われ、特に学資保険や個人年金保険など、将来の資金準備を目的とした保険において注目されます。 ただし、返戻率が高い商品は契約条件が厳しかったり、途中解約に弱かったりする場合もあるため、利率だけでなくライフプラン全体を見据えて判断することが大切です。保険を「貯蓄」としても考える初心者にとって、返戻率は理解しておくべき基本的な指標です。
新NISA
新NISAとは、2024年からスタートした日本の新しい少額投資非課税制度のことで、従来のNISA制度を見直して、より長期的で柔軟な資産形成を支援する目的で導入されました。この制度では、投資で得られた利益(配当や売却益)が一定の条件のもとで非課税になるため、税負担を気にせずに投資ができます。新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠が用意されており、年間の投資可能額や総額の上限も大幅に引き上げられました。 また、非課税期間が無期限となったことで、より長期的な運用が可能となっています。投資初心者にも利用しやすい仕組みとなっており、老後資金や将来の資産形成の手段として注目されています。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
関連質問
2025.08.20
“学資保険の代わりとなる金融商品を教えてください。”
A. 代表的な代替手段は、定期預金や個人向け国債などの安全資産、NISAを活用した投資信託などが挙げられます。保険商品を含めて、複数の手段を組み合わせるのが一般的です。
2025.08.20
“「学資保険はいらない」という意見がありますが、本当ですか?”
A. 一律に「いらない」とは言えません。学資保険は、低金利環境では運用効率が悪く、インフレリスクもあります。ただし、強制貯蓄効果や保障機能には価値があり、個人の状況や価値観次第では使いやすい商品です。
2025.09.10
“学資保険をおすすめしない人やいらない人はどんな人ですか?”
A. 学資保険は「確実に学費を準備したい人」には有効ですが、柔軟性や高い利回りを重視する人には不向きです。






